初日にしては、全体的になかなか完成度も高かったと思う。
1部は、それなりにツッコミどころもあるけれども、
それが吹っ飛んでしまうくらいに楽しめる内容。
OSKのミュージカルには、申し訳ないけれども
ほとんど期待していなかったので、
これは良い意味で裏切られたと感動した。
演出、場面のつながりや流れ、照明、舞台美術などが全て素晴らしい。
「走る」ことがテーマであるが、スピード感のある演出、強いインパクトを与える工夫が
されていて、内容にどっぷりとのめり込むことができた。
ストーリーもわかりやすく、まさに老若男女楽しめる内容。
アトラクションを体験しているかのような、高揚感と緊張感を味わう、
そんなエンターテイメント性の高いミュージカルだった。
これで、
ナンタラとカンタラにとんちんかんなキャラ設定してなかったら
伝説級の傑作になっていただろうに。
そこが・・・・・、もう、本当に、 残 念 で し ょ う が な い 。
ちなみに、今回の記事には簡潔に見所ポイントを、まず書いておく。
①舞台美術、衣装が凝っていて、観ていて楽しい。
②ちょいと不気味で、神秘的な雰囲気のプロローグ。
③ところどころで現われる、布仮面の忍者隊。かっこいい。
④登場した瞬間に度肝を抜かれた、
赤ロン毛の高世ラバーナ。
⑤アリアンローザとその分身。
特に⑤番ね。
このミュージカルは、
アリアンローザに始まり、アリアンローザに終わる
と言っても過言ではないくらいに、素晴らしい怪演だった。
見事な魔女っぷりでした。
朝香さん、美砂さん、平松さん、最高。
次に、2部。
一緒に観劇した友だちは、「良かったよー」とは言ってくれたものの・・・。
こちらは、正直ちょっと悪い意味で裏切られたかな。
OSKの持ち味であるパワフルな踊りがあまりなく、盛り上がりに欠けていた。
手拍子するところなんて、ほとんどなかったんじゃないかな。
構成、間違っているよ。
あと、初日はロケットがばらつくというのは、お約束なのかな?しょうがないのか?
昨年よりはマシだけど・・・。
それでも、見所はありますよ!
①第一場の太鼓の男たちが、ものすごく勇ましくてかっこいい。
息もあっていて、見てて気持ち良い。
②第七場の白鳥の湖ラテンバージョンが、とても斬新かつ見事な編曲で、面白い。
③第八場の雪の貴婦人たちの影が、美しい。
あ、本人たちももちろん美しいけど、雪印の傘と貴婦人がくるくる舞う影の形に
見惚れてしまっていた。
④白燕尾の薔薇の男。 そして、フィナーレナンバーでの黒燕尾のセクシーなダンス。
特に後者の振付は、なかなか変わった振りだけど、色気があって良かった。
⑤色気という衣をまとった高世
ラバーナ。 特に黒燕尾。
⑥第五場のパリでの歌。
「ビビンバっ♪」 「シャーーーッ」(←場面最後の掛け声)
えーーーっと・・・いろいろ書いて暴走しそうなので、ひとまずここまで。
詳しくはそれぞれ記録書きます。
3回分のチケットを購入していたけど、追加で観るかも。
というか、
先程チケット購入しちった★(爆)
定額給付金は、観劇料で吹っ飛ばしますよ★
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