セイなるカンゲキロク

何故、この公演をもっと早くに観なかったのか。
長期公演するからって、油断していたらあかんね。

６月の千秋楽までに、あと１回は観劇したい。


それにしても、この作品は本当に素晴らしい。
心が温かくなり、安らぐ作品だった。












そして、村さん。　トラップ大佐。



私を嫁にして下さい。









劇団四季　大阪四季劇場


　ミュージカル
『サウンド・オブ・ミュージック』

マリア　：　井上智恵 トラップ大佐　：　村　俊英 修道院長　：　秋山知子 エルザ　：　西田有希 マックス　：　勅使瓦武志 シュミット　：　大橋伸予 フランツ　：　青山裕次 シスター・ベルテ　：　倉斗絢子 シスター・マルガレッタ　：　保城早耶香 シスター・ソフィア　：　山本志織 ロルフ　：　石毛翔弥   【フォン・トラップ家の子どもたち】 リーズル　：　長野千紘 フリードリッヒ　：　大前喬一 ルイーザ　：　村上真理奈 クルト　：　山﨑悠稀 ブリギッタ　：　菊田万琴 マルタ　：　木村ひかる グレーテル　：　川口奏
【男性アンサンブル】 諏訪友靖 新藤晃大 柳　隆幸 小出敏英 深堀景介 藤木達彦 中橋耕平 蛭沼建徳	【女性アンサンブル】 遠藤珠生 松尾千歳 松本菜緒 小島由実子 小川莉奈 原　彩子 月丘みちる 兼田怜奈

言わずと知れた、超名作のミュージカル。

昔子どもの頃は、世界名作劇場『トラップ一家物語』のアニメを楽しく視聴していたものだ。


一応、ずーーーっと前に映画も観ていたので、何となくのストーリーはわかっていたし、
何よりもメジャーな曲ばかりだったので、すぐにどっぷりと物語の世界に入り込めた。

本当に、音楽が素晴らしい。
作品内容については、これに尽きる！！

勿論、物語や構成もいいんだけれども、音楽のメロディ、歌詞がどれも秀逸。
生で観劇して、改めてその良さに気づかされる。
（カットされている名場面があることは、ちょっと残念！しょうがないけど！）

そして、毎場面曲が良すぎて、毎回泣ける。
明るい曲でも・・・・いつの間にか涙が。　

まさか、
子どもたちの歌う『ドレミの歌』で涙出るとは思わなかった。
今までの人生の中でも上位に入る、まさかの出来事だわ。
きっと子どもたちのあまりの愛くるしさに、込み上げるものがあったのではないかと。
ちなみに、１幕の『さよなら　またね』でも泣けた。




そして、特筆すべきは、
村俊英さんのファントｍ・・・違う、トラップ大佐。


素敵すぎて惚れた。

何この大佐。　最高にかっこいいんだけど。
私の中での大佐３本指に余裕で入るぞ。
ファントムなんて、目じゃないって。

誰やねん！！　
ファントムの時に体型がどうとか言っていた人！！（参照記事）
出てきんしゃい！！



やっぱり、

人間、中身だって。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あと、渋さ。　ナイス・ダンディ。


私はルックスも余裕でタイプなんだけどネ。
今やったら、村さんの魅力を更に熱く語って反論できるわ。

正直、芝さんを生で拝見したことがないんで、
芝さんのトラップ大佐を観てみたかったんだけど、

とんでもないよ村さんで良かったですむしろ村さんじゃないといけなかったんです何度でもその優しい微笑みと歌声を私にお与え下さい痺れました嫁にして下さい


あかん・・・　村トラップ大佐の虜になってまうで・・・

ていうか、村さんトラップ大佐がハマり役なんだろうな。
非常にフィットしている感じがする。


そして歌声に、大人の素敵男性特有の温かさと色気がありすぎて、困る。
観劇中の私　「・・・あれ、何か、顔が火照ってきた・・・・・恋！？」

発声、発音一つひとつが、本当に優しくて美しい。





でも、ごめんね。　村さん。

♪　「サウンド　オブ　ミュ～～ジ～～～～ック！！」

のフレーズと発音に、某仮面のお方を感じずにはいられなくて、ちょっと笑ったわ。

ファントムさん、何してはるんですか。

♪　「エンジェル　オブ　ミュ～～ジーーック！！」　（Ｂｙ：ファントム）







でも、勿論それすらも愛おしい。



ていうか、この文章
ベタ褒め&ベタ惚れすぎて、我ながらちょっと引くわ。

しかしながら、本当に村さんは素晴らしい。

大佐の、ギターでの『エーデルワイス』は聴きたかったなぁ・・・


あ、マリア出現で「え、何なのこの子・・・」って狼狽するところとか、
笛をぴっぴこぴっぷこ鳴らすところとか、
敬礼等で足をキュキュっとするところとか、
ダンスまでこなしちゃうんだぜなところとか、
子どもたち抱きしめてポンポンするところとか、
バリバリ歌えるのに「いや、まぁ、自分も一応歌えます・・・」的な謙虚なところとか、
どっしりとした存在感と雰囲気で、100％大佐だとしか思えないところとか、
子どもたちとマリアを見つめる、どこまでも深く優しい眼差しとかも、

素敵ポイントで目が離せませんよねーって、
書き出したらキリがなさすぎ。



あとは、修道院長の秋山さんも、流石だったな。
この方のマダム・ジリーも良かったけど、こっちの方が好き。
母のように優しく包み込んでくれるような、とても優しい歌声が、見事。
これも、秋山さんのハマり役かな。

１幕の『私のお気に入り』と、２幕最後の『すべての山へ登れ』では、
涙が止まらなかった。

特に、『私のお気に入り』は昔から大好きな曲。
何故か子どもの時から非常に強く心に残っていた曲だからか、聴いていると
いろんなことが頭の中を駆け巡り、切ない気持ちになった。
今回の観劇まで、この曲が『サウンド・オブ・ミュージック』の曲だと
知らなかったということは、秘密ネ★


マリア役の井上さんは、マリアに見事にぴったりな雰囲気。
その元気で明るい雰囲気に、見ているこちらまで元気にさせられる。


マックス役の勅使瓦さんは、ウェストサイド物語でも拝見した記憶がある。
前も思ったけど、この方もとてもいい演技をされるなー。

音楽祭の時に、兵士の後ろで「ざまぁーみろっ！！」て感じで笑っている表情が、
見ているこちらまでスカっとさせられるような、いい顔だった。


　
トラップ一家の子どもたちは、
歌と演技が上手すぎて凄まじかった。

世の中子役ブームみたいだけど、この子たちは本当に凄い・・・。

次男のクルト役だった山﨑悠稀君のクリアボイスは、強く印象に残った。

あと、四女のマルタ役の木村ひかるちゃんの、超元気溌剌な表情と演技も、
とても可愛らしくて好き。
あの、みつ編みを頭の上にぐるっとした髪型って、ちょっと面白い感じなんだけど、
この子めちゃくちゃ似合っているよ！！


いやぁ、それにしても全員満遍なく可愛いわ。

大人の世界にずっぽりとハマらずに、
子どもらしく、いろいろ遊んで真っ直ぐに育ってくれますように。





とにかく、本当に、素晴らしいミュージカルだよ、
『サウンド・オブ・ミュージック』は！！

今回の公演も、大阪で上演するのは短めで残念。

絶対にまた観劇したいな。

[11回]