忍者ブログ

セイなるカンゲキロク

~舞台・芝居などの観劇記録です。OSKや劇団四季が中心かな?~ 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



春のおどり公演中。
とある日の休憩中に、暇だった&おなかが空いていたという理由で、売店へ。

そこで、美味しそうな明治のストロベリーチョコレートに出会う。




私「すみません、このストロベリーチョコくださいー」


売店員「はい、350円です













たっけえ。



ストロベリーチョコで350円は高すぎでしょ。 (と思いながらも、泣く泣く払う)

やっぱり、罠だよね。松竹と明治の罠だよね。






大阪松竹座新築開場十周年記念

 
NewOSK日本歌劇団
「レビュー 春のおどり」



第二部 桜ファンタジア / 構成・演出 横澤英雄
                    演出・振付 名倉加代子   





※5月12日 訂正更新







きーーんこーーーんかーーんこーーん。
きーーんこーーーんかーーんこーーーん。


この第二部では、最初と最後にチャイムが鳴る。


最初は始まりの喜びを静かに爽やかに告げる調。

最後は終わりの切なさをつつみ込むような優しさで告げる調。


そのチャイムこそが、今回の公演の全てを物語っているような気がする。





今回のショーでは、こんなことを言ってはすごくおこがましいが、
大貴さんの全てを観たような気持ちになった。
それくらい、大貴さんの輝きで溢れていた舞台だった。
もちろん、私がOSKファン暦がとてつもなく浅くて、そこまで大貴さんを知らないので、
そう思ったというところが大きいだろうが。

こんなに自然体で、かわいらしく、ふわふわ漂う白くて柔らかい羽のような雰囲気を持った
不思議な魅力の男役さんは、見たことがない。
本当に稀有な存在だったと思う。

「かっこいい」ことが男役の基本であり全てだと思っていたが、
この人はそれだけに収まらなかったように感じる。

ひたすら可愛く、いつまでも見守っていたくなる「男の子」。

可愛らしい瞳、しぐさ、言葉、声。
全てが母性本能をくすぐる。
私は今まで、こんな素敵な人を見逃していたのかと思うと、残念でしょうがない。

もっと観たかった。

でも、最後の公演で大貴さんの輝きをたくさん観れたことは、とても幸せに思う。

演出家さんたちの、劇団の、大貴さんに対する温かい思いも伝わってきた。
そして、同時に大貴さんの温かい人柄も。
OSKという小さなカンパニーで、
最後にこれだけのものを作り上げた大貴さん自身の引力と底力に感服。




★第1景 「プロローグ」 ~星か桜か、桜か星か~ 


何ですか。この副題は。
と思ったのは、私だけでしょうか。



「あれは桜か!?」
「いや、星か!?」

「・・・・・いや!!

 大貴誠だ!!!
ということを想像させられましたが。(大いなる勘違い)


〔A〕

「桜咲く国~~~♪」と、水無月さんの歌声が響き渡り、
しっとりと美しくショーが始まる。

桜まつりの時から思っていたのだが、今回の桜ファンタジアのテーマソングは、
とてもシックでお洒落な感じなので好きだ。
しっとりと華やかな春らしい雰囲気が漂っていると思いきや、
途中変調があって、タンゴでシックな雰囲気になる。
この変化が何ともいえない。最初聞いたときは、ゾクゾクっときた。

・・・・。
というか、こういう途中変調する曲って、
意外と宝塚ではお約束のような気がする。
変調って、刺激的でぐぐっと引き付けられるものがあるから、
印象に濃く残りやすい。

あと、途中の歌詞で、タンゴ調のメロディが終わった後の

「光を浴びて降りかかる
 この花びらは花ことば
 それは夢 それはほほえみ
 風に踊る 夢とほほえみ」


という下りが、かなり好き。 
爽やかさとロマンチックな雰囲気がシンクロしていて、素敵な歌詞だと思った。

ちなみに、ここの場面。
最初は舞台の男役の方に集中していたのだが、
2回目観劇以降は花道の娘役の方ばかり見ていたかもしれない。
このプロローグでは、娘役たちが花道で観客のすぐ傍で
優しく微笑みかけてくれるので、観ているこちらが幸せになる。

舞台の上から凛々しい立ち姿で空気を引き締めてくれる男役さんたち。
舞台のどこよりも客席に近い位置で、観客を温かく包み込んでくれる娘役さんたち。
このプロローグの醍醐味はそこにあると思う。

娘役の方が多いということや、宝塚と比べて全体人数が少ないということが
大きいのかもしれないが、
OSKの娘役には、一人ひとり存在感が非常にある。
娘役が生き生きと前に出ているというのがいい。

娘役も舞台の上に行った後の、恐らく後奏の部分で、
男役後ろにいる娘役たちが順に手を体の前でクロスさせる振りが好き。


〔B〕

幕が開くと、
白い薄布のマント、白いふわふわした衣装の大貴さんが階段の上に立っている。
そして、歌いながら舞台中を軽やかに駆け回る。

こういう衣装が、めちゃくちゃ似合っている。
星の王子様という雰囲気で、本当に素敵だった。

そして、
「ぼくはゴールにいるんじゃない。
ぼくは今、スタート台に立っているんだ!」
のようなことを言う時の大貴さんの甘くて凛とした声には、かなり感動した。
何?その心地良すぎる声は!?

全体的にそうだったのだが、
大貴さんの歌っている時の「か」行の発音にしびれた。
細かく言うと、「ka」のk部分の発音が、すごく丁寧で優しいのだ。
特に、この歌ではそれが顕著で、「k」の発音がある度に一人ニヤリとしていた。
(とても怪しい人がここにいます)




★第2景 「光の世界」

みんな真っ白な衣装で真っ白なソフト帽を被って、明るく元気に歌って踊る。
第12景でも、同じような場面があるのだが、どっちも踊りまくりですごくハード。
切れ味の鋭いダンスで、男役も娘役もとてもかっこいい。
「火花が飛んで」という歌詞も、ぴったり。

途中「シャーインッ」(?)と囁くように言いながら、
いろんな場所に散らばって移動するところが結構気に入っている。
この時の、桜花さんの嬉しそうな顔がかわいい。

個人的に最もツボなのが、桐生さんが若木さんたちと歌っている途中に
被り直した帽子をキュキュっと調節するところ。
その何でもないようなしぐさが、めっちゃかっこいい。
桐生さんは、クラブのシーンでもタバコの火をつけるところがかっこよかったりと、
何気ないしぐさをとても大切にしていて、しかもそれが全て的を得ている。
いろいろと男性の細かい動きを研究しているのだろう。
素晴らしい心がけだと思う。




★第3景 「チェリーブラッサム・イン・ムーンライト」

甘い曲に乗せて、桐生さんと北原さんを中心とした3組のカップルたちが
クラシックバレエ風のダンスを踊るシーン。
クラシカルで可愛らしく、メルヘンな雰囲気でとても甘い。

マーガレットのシーンでもそうだが、
今回のショーでは北原さんは甘かわいい系担当。
ダンスの振り一つひとつを柔らかく丁寧に踊っていて、流石。
ただ、ここは若手の娘役3人にしても良かったかも・・・と思ってしまう。
でも、OSKは上級生のトップ娘役を優先させるもんね。しょうがないか。
北原さんで役不足というわけではないし・・・。

桐生北原コンビ、爽加こころコンビ、けいとことりコンビ
(ひょっとしたらあと二組のコンビ逆か?間違ってたらすんません;)と、
どれもなかなか素敵なラヴラヴカップルになっていて良かったのだが、
ちょっと感動したのが爽加さん。

この人、すんごい王子様オーラを出している。
もっとライトを当ててくれ!!!
と思わず握りこぶしを作ってしまっていた。
いや、ライトがそんなに当たらなくても光っているんだけどね。

ふわふわっとした柔らかい温かいオーラが、私には見えた。
笑顔や立ち姿が光っている。

ずばっと言ってしまおう。
十分に、トップスターになる器を持っているよ。この人は。

更なる高みを目指して、ぐゎんばってほしい。

ちなみに、こころちゃんの技術が非常に高くて明るく元気な踊りも、素敵。



余談ですが、一昨日(日曜)の夜にこの場面に使われた曲と、全く同じものを聞きました。
それは、家族と梅田でオシャレな夕食をパクついている時のこと。

「あれーむしゃむしゃ。
桐生さんとむしゃ北原さんのむしゃごっくん
メルヘンシーンの曲だーむしゃもしゃ。
わー嬉しいーむしゃむしゃ。



・・・・

ていうか、
全く同じやん


最初はのん気に聞き流していたのですが、
あまりに全く同じだったので、衝撃的でした。
このシーンの音楽がメジャーなのは知っているけど、
担当しておられる中川昌さんって、CD出しているのか!?
中川さんはそんなにメジャーなのか!?
だとしたら、己のあまりの無知さ加減には、嫌気がさしてくるヨ★




★第4景 「キャッツ&チェリー」

とある街角。ゴミ捨て場のようなところにて。
春のぽかぽか陽気で少し眠たそうなネコたちが、楽しく可愛らしくオシャレに踊る。


このシーン。
一言で言うならば、


『萌え』。


ある意味、今の世の中の流れに乗っているよね。
やっぱり、これからのOSKはアキバも狙っておかないと。(激しく違う)

それにしても、
本当に、このシーンでのネコさんたちが カ ワ イ ス ギ ル。

何ですか?あのネコパンチは。
折原さん、「にゃんっ!」とか言いながらパンチを繰り出さないで下さい。
本気で吹っ飛びます。

後ろのゴミ箱周辺で待機している時も、自分のしっぽを振って遊んだり、
「ごろごろにゃ~ん♪」と顔を洗ってみたりと、いろんな萌えることをしてくれる。

上から桜の花びらが落ちてきた時には、
みんな嬉しそうに「にゃ~ん!」「にゃんにゃん!」とフィーバーしまくり。
 ネコ L・O・V・E☆
(「羽が落ちてきた」と書いていましたが、桜の花びらが落ちてきていたようです)


更には、踊っている途中でみんな一列になって、
前のネコさんの背中にもたれて「ごろごろ~♪」ってうとうと寝ちゃうし・・・・・


にゃんこおおおおおおおお!!!! \(T▽T)/



もちろん、花道すっぽんから登場の若木ボスネコも忘れてはいけない。
黒いおかっぱの髪形がとても似合っている。
アダルトなんだけど、妙に可愛らしい動きがツボ。
音か何かに反応して、ビックリしながら目を丸くして周りを見渡す様子が
非常にネコっぽい。

個人的には、にゃんこたちが下手側に移動して踊った後、
上手側でも踊ってくれるだろうとワクワク期待して待っていたのだが、
それがなかったので残念。
座席、上手側が多かったんですよ・・・・。
・・・・上手でも踊ってほしかったなぁ・・・・(T.T)




★第5景 「スプリングストーム」 ~ヤングサウンド~

車の騒がしい音が聞こえ、ネコたちは再びゴミ箱の後ろに隠れる。
すると、少年たちがにぎやかにやってくる。
その少年たちの楽しそうな様子に、いつしかネコたちも一緒になって
みんなで楽しく踊って歌って・・・というシーン。


いやぁ~~~~~~~~。

ここは、とにかく楽しいですね。
3トップの少年っぷりが素敵。ボーイS。
それぞれ個性的でかわいらしい少年になっていて、その三者三様っぷりがいい。

最初に出てくる高世ボーイは、とにかく踊るの大好きっ子で、
ひたすら楽しそうに踊る姿が可愛い。
高世さんは、こういうやんちゃで元気な男の子が似合うな。

その後、客席上手後ろから、大貴ボーイ登場。
大貴ボーイは、面白いことが大好きな純粋でやんちゃな子。

舞台上では、ネコたちも出てきて、大貴さんを待っていた少年たちが
待っていましたとばかりににぎやかになる。
上手前には桜花さんが待ち構えていて、
大貴さんが舞台に上がったと同時に手に持っていた桜の花びらをかける。

・・・・・ていうか、この桜花ボーイなんだけど・・・・・。


濃すぎるでしょ。

何なんだ。あの濃ゆいボーイは。どこか別次元にイっちゃってますって。
常に目の焦点があっていませんが。
というか、この桜花ボーイのお仲間ボーイたち4人組(緋波・爽加・けいと・真麻)も
ついていくのが大変やろうな。

その後、真ん中でマジックショーのようにステッキを出したり、
そのステッキでドラム缶を叩いたり、
「ネズミかな~ネコかな~~♪」って歌ったりするけど、
意外とこの場面って、高世さんと桜花さんメインのシーンはあっても、
大貴さんメインのシーンはない。
でも、その存在感は抜群だ。
大貴さんの凄さはそこにあるのかも。

ちなみに、ステッキを出す時の3人の様子がまた可愛らしいのだが、
私としては「ジャッキーーーン!」と言いながら
スター●ォーズのラ●トセーバーさながらにステッキを延ばすという
高世さんのやり方が一番ツボ。

「ん~~~・・・ぬはぁっっ!!」と言いながらステッキを出したが、
勢い良すぎてめっちゃ飛び出してしまい、
まん丸目玉で焦るという桜花さんも素敵だが。


で、その後は桜花ボーイが中心になって、
恋のアタック大作戦となるワケだけど。
ここでの歌の歌詞が面白い。

「気をつけろよ 可愛いあの子に
 見つめるなよ きっと目がかぶれてしまうから・・・」
(桜花、お立ち台の上にて)

みたいな歌詞。
途中、漆塗りがどうとか言っていて、
ああかぶれるのは漆塗りのせいなのかと妙に納得。


で、ちなみに桜花節でのこの歌は、

をっつけろよっおおぉ~ わいの子にぃぃぃ
つめるなっよおおおぉ~ きっと目がかぁぶれぇてぇ~しまうかぁらぁぁぁ

と変換されていた。
一気に素敵ソングになっちゃったよ。
桜花さんのおかげで、
未だにこのフレーズがずっと頭の中でぐるぐる回ってしまうことが多い。
あと、この歌のモノマネが今の私の密かな趣味でs


この人といい仲になることりガールも相当凄い

というか、密かにこの場面での元気なガールたちのやり取りが可愛い。



ちなみに、この場面でずっと気になっていたのが、
爽加さんの衣装。

あのフードを選ぶセンスが凄すぎる。




★第6景 「ザ・スプリング・パーティー」A
★第7景 「ザ・スプリング・パーティー」B

「クラブ・チェリー」での楽しいパーティの一時。


へええええええ。
この景って、「クラブ・チェリー」っていう名前じゃなかったんだ。
と、今更ながら驚く。
気づくのが遅すぎたな。
これこそ、まさに「ザ・パーティーズ・オーバー」だ。

この場面でも、桐生さんが光っている。
マネージャーっていうのは、やっぱり美味しいよね。
毎回遠くからパスされた盆を難なく受け取る姿には、感動。
というか、あそこは盆をパスする蒼音さんが何気に一番すごいような気がする。


ここの場面は、踊りや歌がクラブで次々と繰り広げられるという展開だが、
ずっと一本調子で、衣装の変化もなく、曲も変化に乏しい。
本当にクラブで流れてそうな曲をずっと流して、
ただその流れている曲に合わせて踊っているという感じで、
コレ!という盛り上がりに欠けることもあり、
正直、途中からだれてしまう。

確かに、踊りや歌で出番がない人たちは脇でいろんな芝居をしていて、
それをいろいろと想像を掻き立てながら観ていると飽きるということはないのだが、
あくまでそれは場の雰囲気を盛り上げるための脇であって、
ショーの本質を根底から盛り上げるという力にはならない。
お盆や椅子などの小道具を使っているのは面白いが、それも調味料にすぎない。

宝塚のようにそこまで柔軟にいろんな変化を舞台装置でつけられないのだから、
内容で変化をつけないとだれる。
どうしてもクラブの場面を長めに取りたいのならば、
もっと場面自体をストーリー仕立てにしても良かったかもしれない。
この場面は若干ストーリー系なのだから、
それを生かしてもっとストーリーに深みをつけるのもいいかと思うのだが。


クラブ・チェリー開店(?)時の、水無月さんのムーディな歌がとても良い。

お盆をトップ3人がひっくり返すが、お盆についている指入れのせいで
落ちないというお遊びの時の桜花さんの超驚き顔はすごい。
「OH~~~」という声が自然と聞こえてきそうな顔面。雰囲気。
というか、周りの誰よりも驚いている。
で、なかなか指が抜けない様子には笑える。




★第8景 「ザ・パーティーズ・オーバー」

大貴さんが、渋く優しくしっとりとパーティの終わりを歌う。
ロングコート姿には、どこか寂しさや切なさが漂う。


そして、
マネージャー曰く、
「そう、私たち従業員の、後片付けの時間です」
ということで、後片付けの場面。

毎回そのセリフで客席からどよっと不思議な笑いが起こる。
そんなに面白いと思わないのだが。
これは、やっぱり桐生さんのキャラがそうさせているのだろう。
桐生さんが言うだけで、未知数に面白い後片付けを想像させる。
やっぱり、桐生さんは美味しい。

実は、客席みんなが笑っていたので、
そんな面白い片付けなのかと期待してしまったのだが、
とてもお上品なお片付け(一部を除いて)で、
そこまで面白い展開にもならなかったので、ちょっと肩透かしだった。

ただ、桐生マネージャーの煙草の火の点け方や、
蒼音さんの荷車に貴城さんが楽しそうに乗っている様子などは、見所。
ギャルソンコンビは、毎度いい味出している。




★第9-10景 「花びら浴びて」

マーガレットの花に恋焦がれるピエロだが、なかなか振り向いてもらえない。
やっと相手にしてもらえそうな時、情熱的なガーベラがピエロに猛アプローチをかける。
それを見たマーガレットも必死にピエロにアピールする。
そして、お互いがケンカのようなやり取りをした末に、ピエロが選んだのは・・・・・。
マーガレットとガーベラの両方だった。
それに怒った二人は、ピエロに取られた手を振り払って、怒って行ってしまう。


私の観劇初日の感想では、
「そこまで悲しいシーンではないのだが」とか書いていたのだが、
めちゃくちゃ悲しいよ。コレ。
にっこり笑って二人の差し出す手を両方取るところは、笑えるけど。

純粋無垢な大貴ピエロ。
それ故に、正直に2人ともを選び、どちらからも嫌われてしまうなんて・・・・・
悲しいよ(TдT)
そりゃあ、花たちにしてみれば、二股かけられたみたいに感じて
怒るのもしょうがないかもしれないけど。

その後のピエロのしょんぼりする様子に、かなり泣けた。
それ以外でも、「うきうき」などの大貴のまっすぐで可愛らしい様子が
見ていて心の奥をとてもくすぐられる。


で、その後桜たちに囲まれて、一緒に踊っていると、
大貴さんが王子に変身。
・・・・・何故?
赤でも白でもない、ピンクの桜こそが大貴ピエロとシンクロできる花だってことか?

私としては、男役さんが桜になって踊っている姿が
デカくて迫力満点で面白かった。

というか、かっこいい王子様に変身したと思ったら、すぐ暗転っていうのは・・・;
せっかく変身したのに、それはどうなんでしょう。




★第11景 「チェリー・ガールズ」

やっぱり、ロケットはOSKが最高に楽しい。
最初は春咲さんと若手だったけど、途中から折原さんやこころさん、平松さん、
こころちゃんたちが合流して、かなりときめいた。
流石、上級生は表情が違うな。



★第12景 「ラストショー」

まず、前景のロケットからこの景への入り方がとても良い。
ドラムの低音が鳴り響く中、黒い衣装に身を包んだかっこいい劇団員たちの
後姿が見えてくる。
そして、中心には唯一白い衣装に身を包んだ大貴さんが。

ゆっくり振り返って、そこからは激しくひたすらに踊りまくる。

ここは振りも曲も良かったし、劇団員さんたちが出たり入ったりで激しい踊りを
やり続けてくれるので、とても楽しめた。

すごいと思ったのが、桜花さんがメインで出てくるところでの帽子高速回転。
あんなに激しく動かす必要があるのかという疑問もあるが。


そのシーンの後は、大貴さんソロでしっとりとしたお別れ色の強い歌。
というか、特に洋物ショーでそうだったんだけど、
退団をアピールするような歌が多すぎないかな?
ここまで同じような退団曲を何回も出されると、正直鬱陶しい。
せめて、2曲くらいに収めて欲しい。
ここの大貴さんの曲、全然覚えていないし;

で、ここで一旦幕が閉じる。




★第13景 「アンコール」A ~桜メドレー~

大貴さんがほとんど見せ所がないということから、
ここの景は新生NewOSKのお披露目的な場面だったのかと思わされた。

最初からアンコールがプログラムに書かれているっていうのも、ステキ★

ここは、「桜咲く国」「さくらさくら」「チェリーピンクマンボ」「桜ファンタジア」
というメドレーだが、正直長い
前2曲だけでいいと思う。
一回幕が閉じちゃっているんだから、そこで気持ちの中では一旦終わっているわけで。
アンコールはそんなに長くやるものではない。
ていうか、チェリーピンクマンボって、どんなないようだっけ?

しかも、この景から後のB景への繋ぎ的なところで、大貴さんが青い燕尾服を着て
出てくるわけだけど、そこで出す意味が全くわからない。
だって、踊りも歌も何にもしないで、おじぎだけしてとっととはけるんだもの。
せっかく青い燕尾服を着せたんだから、何かさせようよ。

それだったら、「さくらさくら」の後、「桜咲く国」で青燕尾の大貴さんも入れての
群舞にすれば、みんながすっきりと爽やかになることができるフィナーレに
なったんじゃないかと思う。


「さくらさくら」はすごいオシャレな雰囲気で、ゆったりと楽しめた。


そういえば、この景で桜花さんが歌うところで、
高音部の裏声との境目で、一瞬だけ宝塚花組トップの春野さんとそっくりな
声の揺らぎを起こしていたので、ビビッた。



★第14景 「アンコール」B ~パレード~

やっぱり、チャイムの音が切ない。

ここは、大貴さんが謎の青燕尾登場&退場をするところ以外に、
特にこれといった感想はなし。







劇団員さんについては、途中でいろいろ書いたからそんなに書くことはないけど、
敢えて書くなら、以下の一つ。


・蒼音さんが、重厚で落ち着いた演技や踊りで魅せてくれる。
 若手とは思えない。


(ひょっとしたら、追加することもあるかもしれないけど)






和物ショーでも感じたが、
今回の公演はOSKの輝く未来への架け橋となるような、
劇団員さんたちの素敵な輝きやパワーを感じさせてもらった。

しかし、景ごとに出来不出来にバラつきがあったことはちょっと不満。
特に、クラブ・チェリーの場面とアンコールの構成などは、何とかならなかったか。




 ~おまけ~

今回は、おまけとしてパンフレットのことをちょこっと書く。


・個人のポート写真についてだが、
 何と言っても、貴城さんと爽加さんとけいとさんがかっこ良すぎる。
 特にけいとさん。
 色気ムンムンですごい。
 かっこいいポーズというものを心得ているな。
 ていうか、急に痩せすぎているように思うから、やっぱり心配。

 爽加さんは、顎をキュッと引いて凛とした雰囲気を出しつつも、
 爽やかな笑顔というところがいい。
 「爽加凛」の名は伊達じゃない。(素晴らしい発見をした気分)
 
 貴城さんは、写真館の表に飾られていそうな雰囲気。
 写真館の表に飾られていても、何の違和感もあるまい。

 娘役では、春咲さんの表情と髪型が一番いい。
 正直、今回の娘役さんの写真は・・・・個人的には、当たりが少なかった。
 髪型って、難しいよね。


・前回の『秋のおどり』の舞台写真が載っていたのだが、
 桜花死神に肩を鷲掴みにされた若木ユリディスが、本気でめっちゃ嫌そう。
 嫌すぎて、顔面がホラーになっちゃってる(笑)


・最後のページにシールがついていて、ちょっと得した気分。





とにかく、大貴さん。

今までお疲れ様でした。 
私が大貴さんを観たのは短い間でしたが、素敵な思い出をありがとうございました。

これからも、大貴さんらしく人生を歩んでいかれますように・・・





【補足】

OSK公式HPが更新されていましたね。

トピックスには大貴さんに関する情報もありました。


4月23日をもちまして、大貴 誠が退団いたしました。
長らくのご声援、本当にありがとうございました。




遅すぎるでしょ。

拍手[0回]

PR

名 前
メール
URL
題 名
文字色 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
手 紙
合言葉
 

▼ 「キャッツ&チェリー」で降ってくるのは

多分、桜の花びらです。キャッツ&“チェリー”なので。

>で、なかなか指が抜けない様子には笑える。
し、しーっ。それは見なかったことに…(汗)(笑)
桜花さんって、これまでは不器用なイメージはなかったんですが。最近、もしかして…と。でもかっこいいからいいんですけど!

クラブ・チェリーとアンコールが長いというのは同感です。
あと、やっぱり注目する役者さんが似てます。蒼音さん。すっかり頼もしくなって。これからも楽しみです。
288fb9f7b9 華崎 || 2007年 05月 12日 土曜日 || 編集

▼ 華崎さんへ

なるほど。桜の花びらが降ってくるんですよね。うろ覚えすぎて、すみません;

あ・・・ついつい桜花さんの細かい様子を書いてしまいましたが、まずかったですか!?(笑)
この人程、器用なのか不器用なのかがわかりにくい人はいませんよね。強いて言うならば、超個性的っていうところでしょうか。

蒼音さんは、若手男役の中で一番頼もしいですね。
どっしりとしていて、ツボを心得ていて、素敵です。
99c6f8d3b3 うちゃこ || 2007年 05月 12日 土曜日 || 編集
TBURL
記事URL

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新コメント

[03/14 うちゃこ]
[03/14 ともきち]
[04/13 うちゃこ]
[04/13 華崎]
[04/28 うちゃこ]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
うちゃこ
性別:
女性
趣味:
観劇と音楽鑑賞

バーコード

ブログ内検索

カウンター

忍者ブログ [PR]
Copyright(c) うちゃこ. All rights reserved.
Powered by 忍者blog
Template Designed by miu_uim