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セイなるカンゲキロク

~舞台・芝居などの観劇記録です。OSKや劇団四季が中心かな?~ 
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(※2月5日20時52分頃、一部訂正&箇条書き追加)




行ってきました。 和歌山市に。


ていうか、和歌山に行くくらいなら、BRAVA!も行けよ。自分(号泣)





和歌山市民会館はとても大きく、キレイなところだったので、驚きました。

てっきり、武生の大劇場くらいの規模かと思っていたので・・・。



やるなぁ、和歌山。




私は3時~の公演を観たのですが、

久しぶりの大きな劇場での観劇ということもあって、とても楽しめました♪





まー、思うところはいろいろありましたよ。


いい面でも、あんまりいくない面でも。



もちろん、予想していた以上にいい面を多く発見できたことが、
今回の収穫でしょう。
(予想していたモノが相当低いレベルにあったという説も、無きにしも非ず)




で、いつものようにここから先は、かなり主観的に
勝手なことをつらつらと書いてしまっているので、
こんなヤツの戯言聞きたくもないわという方は、読まなくてもいいと思います。





今回は芝居編。


先に言っときますが、

かなりの辛口になってしまった模様です。

ていうか、とても偉そうに激辛ぶっこいてます。

もちろん、ツボヒットなポイントもあったのですが。







第2回アリストレビューショー

第1部 『華麗なるメヌエット -アマデウス伝説-』

これ、再演モノだけど、私は観るのが初めて。




今、パンフレット見て、この題を再確認して思うこと。



これは伝説と言ってしまって、いいのだろうか?


いや、ある意味伝説なのか。




昔なつかしの野猿の曲『Be cool!』という曲に
「右から左へ流れるように~」という歌詞があるのですが、
この芝居を観ている時は、まさにそんな状況でした。

つまり、
芝居の内容が右耳から入って、左耳からそのまま流れ出ていくような感覚です。



要するに、
単純に言い切ってしまうと、


面白くない。 と私は思ったのです。



というか、1月の世界館公演で初めてOSKの芝居を観て、今回で芝居観劇は2回目だったわけだが、
序盤、何故か観劇者である私がものすごい緊張してしまっていて、動悸が激しくなっていた(笑)

この症状は・・・
OSKの芝居が怖くなっている・・・?アレ、ひょっとしてトラウマ?

今回、芝居の内容を楽しめなかった一つの理由になっているのかもしれませんが、
観ている間、内心不安な感じでソワソワしていました。

情けないぞ、自分!! やっぱり、トラウm(強制終了)




この芝居を観ている時の微妙な私の揺れる乙女心を、どうやって表現したらいいのか、
まだ整理がついていないところもあるのですが、
(ていうか、右から左に流れ出てしまっていたので、少々記憶が曖昧なんda・yo・ne★)

恐らく、歌劇やら音楽劇というものを意識しすぎているせいか、テンポが悪い。単調。

いちいち音楽を挟みたがるんですよね。
いや、音楽を挟むことが悪いとかじゃなくって、
その挟み方に問題があるんじゃないかと思ったんです。

少し物語進行⇒一旦歌います⇒ちょびっと物語進行⇒ここは歌でしょ⇒少々物語進行⇒
⇒歌っちゃおう⇒物語進k・・・えーい歌っちゃえ☆

て、何か歌によって、物語の進行がスムーズにいってないような気がしてならない・・・。
歌の内容が物語を鮮やかに彩るのならば、何ら不自然でないのだけど、
なんか、、、歌詞も歌の使い方も陳腐なんだよね。アマデウスなのに。(言ってもーた)

もっと要所要所に効果的に音楽入れようよ。
物語の進行と歌をうまく融合させてよ。
あと、歌詞センスがどうかと何回か思ったのですが、気のせいでしょうか?

更に言っちゃえば、進行⇒歌という繰り返し展開の間に
おちゃめストーリーテラー・高世アントンが入ってくるから、厄介。

かなり長く熱く語って歌ってくれるのはいいけど、
その語りを、物語の中で、役の人たちに表現させれば良いのでは?
と思わず心の中で突っ込んでいた。
ストーリーテラーは、ポイントをちょこっと突っついて前に出すような感じが望ましいのでは・・・



そして、
カール君と(コンスタンチェ・・・じゃない、コンスタンツェ。コンs・・・あーめんどい。コンちゃんで)
コンちゃん死後の、教会での第八場。

(ここ、火曜サスペンス的な展開だと思ったのは、私だけでしょうか?)



悲しみに暮れるアマデウス。
ところが・・・




・・・・え?

なんか、水無月マリアの様子がおかしい。


ん?

え?? て、


コンちゃん、生き返ったーーーーー!!!!(吐血)




「奇跡だ・・・・・」 (BY:多分ヘルベルト父ちゃん)



ブフッ。 ; :; ;:(゜Σ ゜)

ええええええええええええ。

アリですか、そんな流れって。



で、後ろのカール君はそのまんまだよね。
(そりゃあ、桜花さんが2役だからしょうがないけど、でも、その棺の前で喜び合っているという構図が、
なかなか情けなかったりするんだよね。)


て、思っていたら、

暗転後に高世さんのフォローが入った。




なぁーーんだ。

高世さんが毒薬をこっそり仮死の薬にすり替えていたんだネ★

だから、コンちゃん生き返ったんだー♪

え?カール君も3日後に起きたの?

へー良かった良かったー(´▽`*)






て、


これで本当にいいのか?


ナンですか。 この展開。



ていうか、アントンさんも取って付けたような説明ですねー。

そりゃあ、貴方の説明で、全ての謎は解決したんだろうけど、
物語的にはあんまり嬉しい感じにはなっていないと思うぞ。

スッキリしたのに、この後味の悪さって・・・。





で、ここでちょっと悪ふざけ。
自分自身に質問。(※あくまで、冗談半分です)


Q.この芝居で、一番可哀想な役は?

A.桐生サリエリ。


悪役で、こんなに気の毒な役もないよねってくらいに気の毒。
もちろん殺人なんて、未遂でも罪だけどさ。

アマデウスをやったと思ったら、カールをやっちゃってて、
責められて追いつめられておかしくなっちゃって退場した後に、当の本人たちは生き返ってるしさ。
あっはっは。

いや、もうカールとアマデウスを間違えてやっちゃった直後の
嬉しそうにルンルンで歌っているときから最後まで、ずっとそうだったんだけど、
この人に対する私の眼差しは、哀れみと温かさに満ち溢れていたと思います。

最後にはおかしくなっちゃうしさー。
その切ない姿ったら、なかったなー(涙)
「大丈夫、あんたは誰も殺していないよ。ここから、やり直そう!!」
と、肩を叩きたくなりましたよ。





もう一つ質問。


Q.この芝居で、一番悪いヤツは?

A.間違いなく、高世アントン



あのさー。アントン君。
人間の生き死にって、とってもデリケートなんだよ。
なんで、毒薬と仮死の薬を入れ替える?
普通の酒か何かと入れ替えれば、いいでしょ。

どう考えても、このお方は、
その後の展開を影から観て楽しむためにやっていますよ。
せんせぇーい。 ここに、確信犯がいまーす。

「サリエリたちがどうなったか?それは皆様のご想像にお任せします☆」
ていうセリフも、無責任だなーヲイ。
ここまで散々他の役の分まで語っておいて、逃げるんスか。

サリエリ、
 泣 い て も い い よ 。




さて、冗談はここまでにしておいて・・・。



この芝居について、すごいなーと思ったのは、

観ていて面白くないし、だからと言って伝えたいことがあるのかと考えると、なさそうだし・・・というところでしょうか。

何を見せたいのか、何を伝えたいのかが全然分からなかったです。

というか、申し訳ないけど、このストーリーに魅力を感じない。

するならするで、芝居の面白みをストーリー壊してでも作っていけばいいのに、
ダラダラーっと、ただ物語を流していますーって感じがしたんです。

作品と劇団員をもっと大切にしてって感じですよ。
(1月の世界館の件も踏まえて)




ここからは、

箇条書きで、感想やお気に入りポイントを書いていきます。


・舞踏会の時などのゆいちゃんの青ドレスが綺麗だった。

・木乃香さんの姉貴っぷり。あと、踊りの先生って感じがとっても似合っていた。
 ・・・木乃香姉貴・・・・(つдT)

・水無月マリアと折原アロイジアのかわいらしくも激しい小競り合い。
 テンションの高さと声の抑揚加減が大好き。

・サリエリの家での、シェイクスピア劇団員による踊りの中で、
 音符の描かれた横断幕を使っていたが、
 それをわざと顔の前に広げて踊るところがあった。
 そういう振りだからしょうがないけど、正直、顔を見せて欲しかった・・・。
 部分的な振りなので短い間ではあったのだけど、長く感じてしまった。
 顔を見せられないことが、こんなに長く感じてイライラさせるものだとは。
 「できるだけ、御顔を見せておくれ」(爽加皇帝風に、優しげに)

・何だかんだ言って、かわいい高世アントン(笑)

・パンフレットの第八場での役名で、高世アントンが
 「アントン牧師」と書かれていたこと。
 え。そうだったの!? 貴方はルパ●三世ですか?

・音響があんまり良くないような気がした。音楽と声のバランスが悪いような・・・。

・「サリエリさまの、ケチっ!」(BY:高世アントン)
 そして、その時の桐生サリエリの驚いた顔(笑)

・爽加さんを見ると、動悸息切れが激しくなります(救心クレー
 でも、爽加さんの皇帝、好きです。

・桜花アマデウスの必死な書きっぷり。華麗な楽譜の投げ方。

・アマデウスとコンちゃんのラブラブっぷり。

・桐生サリエリの黒髪、マントひるがえしがツボヒット!!

・ラスト、蛇足だと思う。
 いちいち、幕をもう一度開けて、お辞儀して終わりなんて・・・。
 舞踏会で楽しくチャンチャン♪と終わった方が、スッキリするだろうに。
 被害者サリエリを出さないと、後ろめたいのか?





そういえば、私の前の席の人が背の高い人で、
最初から最後まで、1部2部共に真ん中下方がほとんど見えなかったという状況に陥っていた。

つまり、
こんな状況。



521652a5.JPG



上は第八場のコンちゃん蘇生&アマデウスとコンちゃんとの再会喜びシーンでの
私の視界を単純に描いたものだが、

見ての通り、肝心のアマっちとコンちゃんが見えていない。
ついでにカールの棺も。

「二人とも、せめて起立ーーーー!!」と心の中で、叫んでいました。(無理)

第八場について書いたところで、
「なんか、水無月マリアの様子がおかしい」て書いたのは、
要は水無月さんの表情を見なければ状況が全然把握できなかったからなんです。

もちろん、蘇生シーンと再会の喜びシーンは、
2人の様子を必死に勝手に想像させて頂きました。

無謀な脳内処理です。

このようなことは、もちろんショーの方でも起こって、
デュエットダンスなどが見えにくく、細部や腰から下は脳内処理という
悲しい出来事が起きてしまっていました(涙)

内容が内容なだけに、必死でした。

前の人の頭を避けて、横に首を傾けて覗き見ようかとも思ったのですが、
後ろの人も迷惑でしょうし、
この芝居なので、正直そこまで必死こいて観たいと思わなかったこともあり、
前の人の頭を見つめて脳内フル回転。

最近、頭をあんまり使っていなかったので、いい頭の運動になりました。

ありがとう、『華麗なるメヌエット』・・・





以上、
『華麗なるメヌエット』の感想でした。(最後のは自分の観劇状況報告だろ)

辛口で、失礼致しました。

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▼ はじめまして

和歌山公演の感想、楽しく読ませていただきました!

私は今回、8月の初演と比較しながら観劇してしまったので、今回が初見の方がどうご覧になったのか興味があったんです。
やっぱり”コンちゃん”が生き返るところは
そういう反応になりますよね(^^;
初演時は、「あれは仮死状態に陥る薬だった」というオチもなかったもんで、それは衝(笑?)撃的でした。
作品全体に対してのご意見も納得です。
(個人的には粗だらけでも初演の方が面白みのパワーは感じたのですが)

これからも愛のある楽しい感想楽しみにしています♪


289408a054 雪乃 || URL || 2007年 02月 14日 水曜日 || 編集

▼ 雪乃さんへ

はじめまして!返事が遅くなってすみません。
訪問、本当にありがとうございます!!

OSK初心者なのに、いろいろと偉そうに書いてしまって、更に書いたことが全然見当違いなのではないかと思っていたのですが・・・。
雪乃さんから有難いお言葉をいっぱい頂いて、恐縮ながら、とっても嬉しかったです!
そして、8月の初演の凄まじさを改めて感じさせてもらいました。初演を観てみたいと感じている今日この頃です(笑)
あと、実は雪乃さんのブログに時々こっそり訪問させて頂いています。
こちらこそ、雪乃さんのブログで楽しませてもらっていますよ!

乱雑な文章がダラダラと書かれているブログですが、これからもよろしくお願いします。
99c6f8d3b3 うちゃこ || 2007年 02月 16日 金曜日 || 編集
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