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セイなるカンゲキロク

~舞台・芝居などの観劇記録です。OSKや劇団四季が中心かな?~ 
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なら100年会館大ホールでの、
NewOSKレビューショー『Rhythm & Dance』

観てきました。







いや~~~~。


もぅ、
めちゃくちゃ楽しかったです♪



1日だけなんて、もったいない。

せめて、せめて2日はやってほしかった。(我ながらとっても謙虚)









1部、2部両方を一気に書いてしまおうと思ったのですが、

1部だけでかなりの長文になってしまった為、1部と2部に分けます(汗)








(※2月25日22:24分頃、ちょびっとだけ書き足し)






今回、ちょっとしたごたごたがあって、開演5分前に客席に入りました。


一歩間違えると、2時10分着の電車に乗る羽目になっていたので、危なかったです。


ていうか、
この公演で途中入場なんて、もったいないことをせずに済んで、
本当に本当に本っっ当に、良かったです。



なんせ、

第1部の『お祭り行進曲』は、私の大好きな
2006年の武生公演大阪松竹「秋のおどり」の『なにわ祭り抄 踊る道頓堀』
だったんですから!!


プログラムを見て、桜花さんの開演アナウンス後、オープニングの前奏曲を聴いて、
どれほど嬉しかったか・・・・。

オープニングの前奏曲が流れている間、
感極まって半分口開けたままニヤけていたのは、紛れもなく私です。
不審者ですみません。

これを聴かずに公演を観ていたら、多分感動は4分の1以下だったでしょう。
というか、逆に言えば、間に合ったからこそ、感動が増しました。

間に合って、本当に良かった・・・。





とにかく、第1部から感想を書いていきます。






 第1部 お祭り行進曲



ちょっと上でも触れたが、オープニングから既に感極まって昇天していた。
オープニングだけで、何回「武生フォーエバー」と、脳内でリピート&こだましたことか。

1回目のオープニングの前奏曲を聴いた時に、
既に「2回とも公演チケット買っておいて良かった」と思い、
「DVD買うぞゴラ」と胸の中で宣言。

それだけ、武生に対する想いが強かったわけです。




●1景 オープニング ~春~


いよいよ始まるって時に一つの疑問が。
「あれ?この曲って、『あき~あき~~♪』って歌詞やったような・・・」

しかし、そんな疑問は杞憂に終わった。





水無月&折原コンビが堂々と歌いだす。










「はる~~~はる~~~~♪」




思わず笑ってしまった。 何かの冗談かな?

なるほど、そうだよ。 歌詞を変えちゃえばいいんだよ。
流石、OSK。
なんか、ポジティブな意欲を感じるよね★

実は私、この曲大好きなので、
この勢いで夏も冬も制覇してくれることを願っています。(本気)


このオープニングの最初、高世さんは階段上で舞っておられたのですね。

前に出てきた時に、初めて高世さんの存在に気づきました。
「そこにいたんか!Σ(゜д゜;)」 という感じで・・・・いや、ほんと、すみません(汗)
遠くからだったらすぐに見つかったのかもしれないですが。




●2景 天神祭 ~夏~


2006年松竹『踊る道頓堀』から、三十石船唄と天神祭が移植されていた。

両方とも衣装が新しくなっていて、太鼓用祭り衣装の袖なし半天に変わっていた。
浴衣も良かったけど、こっちの方が勢いがある祭りの雰囲気にピッタリで、
私は大大大好き。


三十石船唄は、貴城さんが爽加さんに変更したけど、
もちろん相変わらずのかっこ良さ。
棒も銀色になって、ちょっと豪華な気分。
いや、この衣装には木の棒よりも銀が似合う。
ズラもない方がいい。

松竹では、昔にタイムスリップした感覚があったけど、
今回は現代的な祭りの雰囲気が色濃かったかな。


ただ、迫り下がりがないのが残念。
そりゃあ、花火見て「行くぞー」「おー」という流れも次の繋ぎを考えたらスムーズでいいんだけどさ。
やっぱり、三十石船唄といえば、キメポーズでのせり下がりでしょ
私はコレに痺れたわけよ!!(鼻血)
・・・まぁ、舞台的な問題で無理なんだろうけど。


天神祭は、相変わらず下向きワニ姿勢の振りが最高。(勝手に振りを命名)

ここは、ラストが圧巻。みんなの迫力がすごい。
みんな勇ましい様子で、どこかフっ切れたような表情していた。
そして、蓮くんの上で立っている若木さんの元気ハツラツな様子が気持ちいい。



●3景 A 雨乞い太鼓 ~夏~ 


今回、雨乞いの舞が若木さんから高世さんに変更。

武生での若木さんの雨乞いの舞も、めちゃくちゃ凛々しくてよかったんだけど、
今回の高世さんの舞もかっこえがった。

持っているモノも、白いボンボンついている棒(名前思い出せない;)から、剣に変更。

これ、めちゃくちゃ最高のシチュエーションやなーぐえへへへーーと
かなり期待して観ていたのですが。



・・・・うーーーん。 


なんか、振りがつまらない。

太鼓が後ろに控えていて、絵柄は最高。設定も最高。 
なのに、どこか迫力に欠けるし、あっさりしすぎてる。

武生の時の方が、舞台の隅々まで動いていたし。

奈良の方がめっちゃでかいホールで広々とした舞台なのに、
高世さんほとんど真ん中にいて、あんまり動き回らないって、どうよ??
いや、エロイムエッ●イムみたいな手の振りは大好物なんだけどさ。

せっかく剣2本っていう燃え萌え小道具があるのに、
手にしていても、あんまり生かされていない。

さあ、そろそろ盛り上がり最高潮☆ いよいよ振り回して激しく舞うかな!?
と固唾を呑んで見守っていても、全然こないし。



動いてーー!!暴れろーー!!
振り回せYOーーーーー!!(ノTдT)ノ彡┻┻¨ 


申し訳程度に、最後の方でくるくる回って上手下手に動いていたんですけど、
少しして終わり。

も、、、もう終わりっすか、、、、 (撃沈)


ていうか、盛り上がりのところで若木さんは真ん中でくるくる回っていたけど、
今回の演出が盛り上がりに欠けるせいか、
どうしても若木さんのくるくる回る様子が高世さんと被ってしまった。


・・・まぁ。でも、高世さんの【静】の舞も、それはそれでめっちゃかっこ良かったんですけど。

だからこそ、【動】の舞も、もっと観たかったんです。


太鼓は武生仕込みの安定感。
でも、赤い衣装がちょっと安っぽかった。



●3景 B 祭り囃子 ~夏~


ここ、男役さんたちの勢いが曲と見事にマッチしている大好きな場面。
何度観てもいい。
最初登場のけいとさんによる『くるくるパッ』も、更に磨きを増していた。

今回は桜花さんと高世さんが横に並んで中心に立っていたけど、
どっちも粋な祭り男になっていて、かっこ良すぎ。
手の使い方がダントツに上手。
もちろん、ふわっと舞うように動いて、
キメるところはビシっとキメるという全身のメリハリの動きも素敵。

この場面での桜花さんの手の返し方と緩やかな全身の動きが大好きなんだけど、
高世さんのキリっとした表情や繊細で鋭い硝子のような動きも目が離せないし、
他の男役さんたちもそれぞれ頑張っていて捨てがたいし・・・、

見所多すぎ。



で、1回目にこの場面を観終わった時、涙が出てしまいました。

我ながら、何故涙が出るのかと、その時は不思議でしょうがなかったのですが。

この場面に再び出逢えたことが、嬉しかったんだと思います。



●4景 A 村祭り ~秋~
     B 鳴子祭り ~秋~


1回目では、引き続き涙がツーっと流れていた(笑)

村祭りは、木乃香さんの笑顔がとても印象的。
ていうか、どの場面でも、木乃香さんはとても幸せそうな笑顔で
目が離せなかったんですけどね。

あと、たぶん2回目で平松さん(?)の下駄が脱げちゃってた。
焦る様子も見せずに履き直していたんだけど、その時の様子が
「あらあら、脱げちゃった♪」って感じのお茶目な女の子になっていた。




かぁ~~わ~~い~~い~~♪(馬鹿)





鳴子祭りでは、客席降りの時に舞台中心がけいとさんから爽加さんに変更。
どっちも、爽やかで楽しそうでいいッスね。

武生の時も思っていたんだけど、
出てくる時の水無月さんを男役が取り囲んでいる隊形が好き。



ていうか、真ん中で鳴子を振っている水無月さん、

かぁ~~わ~~い~~い~~♪(大馬鹿)




水無月さんは着物がとっても似合っています。

今回、鳴子祭りも観れて、本当に幸せだった・・・・。
まじで2006年武生フォーエバー。




●5景 道行き ~冬~



この場面には、盛大な物言いをさせて頂きます。


何故、道行きを移植してしまったのか・・・・。
私の中では、このシーンは大貴さんと若木さんコンビの後ろに
黒い着物の桜花さんという組み合わせが不動のものとしてあったので、
やるにしても、もっと時期を後にしてほしかった。



場面内容の前に、まず衣装。

若木さんが出た瞬間に、その煌びやかな衣装に度肝を抜かれる。



「・・・ コ レ で 道 行 き や る の ? (゜д゜ )」 



何かの冗談かと。




右半分白で左半分金色の着物って・・・


アレじゃあ、宴会芸仕様ですよ。 マツケ●サンバ~~~♪


何故、素直に白い着物を使わなかったのか!?
真面目な道行きの場面が、衣装だけで崩壊しかかっています。

心中だからって、今から死にに行くからって、
衣装に変な気合の入れ方をしないでほしい。
いや、それが桜花さんらしいと言っちゃあらしいけど。
それが桜花クオリティなのかもしれないけど!
当時、桜花さんがいたら、本気でこんな格好で心中してそうだけど!!


ひょっとして、宴会後に心中しに行ったんでしょうか?



他の場面ならまだしも、道行きでこれは頂けない。
ショーってよりも、芝居に近いんだから。この場面は。
冗談通じないわけよ。
姿から冗談かましてどうする!!?

あと、歌う方も、黒い着物にしようよ。
アレ、全体の絵柄が引き締まるからいいんだよ。
白と黒!!コレを外した道行きなんて、許さん。



衣装はもうどうしようもないものとしても、
桜花さんはちょっと感情を前面に出しすぎ。大げさすぎ。元気すぎ(笑)
死ぬ前なんだから、もっと儚い精神状態を表してほしかった。

「ぬあーっ!!」とかの
掛け声も、ちょっと多すぎた感があり。もっと控えた方がいいかと。


若木さんを刺した後の口づけ・・・・。
んーーー。 正直、いらない演出のような気がする。
和物芝居としてはくどい。

あと、桜花さんの自害の仕方も、ちょっと・・・・。
首に刀を入れるのは、現実的に考えたらすごく正しいのかもしれないけど、
今まさに散り行く命を表現できているかと考えると、
私は大貴さんのやり方の方がそれを表現できていると思う。

例えやり方が非現実的であっても、
上に刀をかざしていざ刺すぞという直前の瞬間。生と死の境目。
これに道行きの醍醐味があると考えているので。

全体的に、もっとあっさり渋く儚い演出にしてほしかった。
あと、白いスモークがなかったことも大きかったかもしれない。


でも、2回目公演で
桜花さんが若木さんを刺してしまった時の表情はとても良かったと思う。
あっけなくて、儚げで、
「刺してしまった・・・」というやりきれなさが滲み出ていて。


あと、この場面の黒着物の歌貴公子は桜花さんやろ!
と思っていたんだけど、
高世さんもとてもいい熱唱ぶりだったと思う。

桜花さんの感情激しい歌も良かったけど、
高世さんの感情抑えた雰囲気の切ない歌い方もいい。
ていうか、高世さんの声には透明感があるから、こういう歌は相性抜群かも。


私としては、もしどうしてもこのメンバーでやるのならば
『高世・若木が白コンビで、桜花さんは黒貴公子』
という組み合わせでもいいかと思うんだけど・・・・。そりゃあ無理だろうな。



でも、今回の道行きを観て、
改めて2006の松竹での大貴さんの道行きが、
どれほど素晴らしかったのかを実感。
今も、DVDで映像を観ていたのだが、見事に死に行く男の心情を表現していると思う。


ちなみに、余談だけど
『曽根崎心中』の道行文を思いながらこの場面を観ると、
胸に切ない感情が押し寄せてくる。

「この世のなごり 夜もなごり 死にに行く身をたとふれば、
 あだしが原の道の霜 一足づつに消えて行く 夢の夢こそあはれなれ
 あれ数ふれば暁の 七つの時が六つ鳴りて 残る一つが今生(こんじょう)の
 鐘の響きの聞き納め 寂滅為楽(じゃくめつ いらく)と響くなり

 鐘ばかりかは 草も木も 空もなごりと見上ぐれば 雲心なき水の音
 北斗は冴えて影映る 星の妹背(いもせ)の天の川
 梅田の橋を鵲(かささぎ)の橋と契りて いつまでも 我とそなたは婦夫星(めおとぼし)
 かならず添うと縋(すが)り寄り 二人がなかに降る涙 川の水嵩(みかさ)も増(まさ)るべし」


歌詞にも一部使われている箇所があるけど、
コレは、本当に情緒的で感情揺さぶられる。
音読すると、泣けます。


ていうか、そんなにろくな知識もないくせに
道行きについて、語りすぎだよ私 orz





●6景 大阪メドレー

・買物ブギは、緋波さんと春咲さんのコンビの振りがかわいかった。
 「ほな、さいなら」もかわいい♪

・折原さんと水無月さんの歌はもちろん良い。

・大阪ラプソディの最後、平松さんが爽加さんを持ち上げて
 「なんでやねーん!!」とビンタするところには、笑った。
 爽加さんの情けない顔がかわいい(笑)
 その後、桐生さんと肩がぶつかるけど、
 桐生さんの方がよろけていたような気がする(笑)
 たくましいなー。平松さん。

・「大阪で生まれた女」は、桐生さんの存在感が凄い。
 歌がうまくなった?



●7景 道頓堀行進曲

明るくて、お祭りのお開きっていう雰囲気もあって、
この場面も大好きだけど・・・。


途中、かなりビックリした振りが。


上手:桜花組と下手:高世組に分かれるところの振りだけど、

なんでくい倒れ人形とカニの
めちゃくちゃおもろい振りをつけるよ?(笑)



松竹の時のように、くるくる~っと回って舞う様子が見られると
楽しみに待っていたら・・・・・。


みんな揃って、
いきなり不可解な動きを。
殿ーーー!!!


いや、一瞬、ご乱心したのかとおm

少なからぬ衝撃を受けていたのは、私だけでしょうか?

それまで、かっこ良く踊っていたのにさー (つдT)

桜花さんがフィナーレ後に松竹のPRするのはいいけど、
ショーの中でも大阪松竹を主張せんでもいいだろうに。

でも、一種のユーモアとして観るべきだったんでしょうね。
すみません。まだまだ修行が足りません。
2回とも、何となくどこに目線を向けたらいいのか分からなくなりました(汗)









今回も、いろいろと書いてしまった・・・・・。


劇団員さんたちそれぞれの感想はあんまり書けなかったですが、
もちろんみんな祭りということではじけちゃってて、素敵でした♪





私としては
武生の時の和物フィナーレを入れてほしかったという思いもあるんだけど、
それは贅沢というものかな。
2つのショーを組み合わせてとなると、着替えとか順番とか難しいだろうしね。

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