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セイなるカンゲキロク

~舞台・芝居などの観劇記録です。OSKや劇団四季が中心かな?~ 
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観て来ました。


NewOSK世界館公演 

『青春の残光 -ある青年将校の愛と再生-

初日の19:30公演。







うーーーーん。





木乃香さんや折原さん、こころさんの魅せてくれるオープニングやエンディングの踊りには、

かなり胸ときめかせていたんですがね。






正直、



このストーリーはどうよ!??



という思いが強いです。







私はまだOSKのファン暦はとてつもなく浅く、

世界館での芝居を観ることは初めてなので、あんまり自分の感想に自信がないのですが、

一応主観的な、辛口感想を、続きに書いておきます。



(注:基本的に、私は国語が苦手なので、乱文です。すみません。

  あと、ネタバレも含まれます。)







そもそも、この芝居は副題として、「ある青年将校の愛と再生」って書いてあるけど、


どこに再生があったのか?




少佐エリックが銃で撃たれて、それでも何とか生き返って、

婚約者フィオラに「僕が間違っていた。もう一度、やり直そう」(うろ覚え)

とか言っていたんで、


ああ、結局婚約者と結ばれてやり直すことが『再生』なのねと納得しかけていましたが、


その後暗転してから

「しかし、ジャンヌのことを忘れられず、2年後にジャンヌに手紙を書いた」
(スーパーうろ覚え)

っていうエリックナレーションが入って驚愕。



あんた、結局ジャンヌのこと愛しているんですか!? 

   ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; )




婚約者と結婚したのは、結局罪滅ぼしのためだけですかい。

ほー、そうですか。 なるほどなるほど。





不愉快です。  (BY:折原ファン)









婚約者のフィオラとやり直すのなら、確かに再生かもしれないが、

結婚してから10年経っても、まだジャンヌのことを愛していて、

ひたすら待ち続けていて、

結局ジャンヌとくっつくというのは、再生なのか?


ある意味、道徳的に考えると破滅なのでは?


そりゃあ、生き返ったということだけを見ても、再生と言えるのかもしれないけどさー。




ていうか、フィオラと「やり直そう」とか言っていたのって、

大嘘じゃん。



やり直すっていうのは、ジャンヌとのことだったのね。

フィオラを再び愛することを誓ったわけではないのね。


よくもまー「今は君に側にいてほしい」とか言えたもんだ。・・・・チッ。





てか、10年後に待ち合わせ場所に来るジャンヌもジャンヌだよ・・・・(´д`;)







あと、二人は結ばれたようで、そのまま寄り添って行くというエンディングなんだけど、


折原フィオラはどうなった。







私としては、二人が寄り添って行こうとするところに、


「ちょっと待ったあああああ!!!!」



とか言ってフィオラが突如割り込み、


「そうは問屋が卸さねぇよ!!この大嘘つきの裏切り者がぁぁ!!」


と、機関銃をぶっ放すというエンドが見たかったです。


これだったら、ブラボーの大拍手をしていたかもしれない。

(ていうか、キャラやら時代設定やらが変わっているから)









ここからは劇団員さん一人ずつの感想。





爽加凛さん(エリック)


【ザ・青年】って感じ。

この役は、正直気の毒。

「軍隊の指揮を務める」ってプログラムに書いてあるけど、

うっそーんって感じ。(ジャンヌも、同じく陰謀を企んだハンスもそう思ったんじゃない?)

こんなん少佐ちゃうで。

そもそも脚本に、ジャンヌへの愛に溺れる情けない部分しか出ていなかったから、しょうがないんだよね。

最後まで頑張って、清らかな青年が愛に溺れてしまった様子を演じて下さい。


あと、歌が本人の音域に合っていたのかどうか、疑問。

あれ、こんなに不安定な感じだったっけ?と思ってしまった・・・・。(やはり、内容に納得できていないからか)

フィナーレナンバーだと、のびのびと気持ち良さそうに歌っていたけどね。






森野木乃香さん(ジャンヌ)


残念。

何が残念って、もうすぐ退団してしまうことが。

棘のあるスパイっぽい香りを出しながらも、妖艶な雰囲気で誘惑していく様は、見事。

こういう妖艶な役、もっと見たいなー。

あと、やっぱり踊りがイイよ。踊りが。


ただ、ジャンヌがエリックのことをいつから愛していたのか、いつまでが芝居をしていたのかという心境の変化が、なかなか見えなかった

・・・・て、これも脚本のせいだわ。 orz  


お兄さんを捕虜とされて仕方なくスパイになったという肩肘張った、お芝居で愛しているのだという雰囲気と、

エリックを本当に愛し始めているという変化の見せることのできる場面を作ってほしかった。

それを演じることのできる人だろうからこそ、強く思ってしまう。


もったいない。 

何てことすんねん・・・。 残りわずかだというのに。


プロローグと芝居の間、あとフィナーレの踊りに心揺さぶられるものがあるので、

それがこの公演の救いだ。






折原有佐さん(フィオラ)


かわいそうな婚約者さんです・・・。この方、本当にかわいそうです。

まぁ、婚約者が振られてしまうというものは定番なのですが、それにしてもかわいそうだ。


エリックを想う様子、寄り添う姿は可憐で、愛らしい。

いいトコの上品なお嬢様って感じです。

フィオラの表情、様子を見れば見るほど、

フィオラへの同情の思いは深まり、大嘘つきのエリックへの憎しみは深まるばかり。


ピンクのレースのドレスがかわいらしく、よく似合っていた。

プロローグとエンディングの踊りがかっこよかった。

芝居途中の踊りも、可憐な雰囲気で好き。


自分では「自分とはまったく逆の性格の役なので・・・」みたいなことを言っていましたが、

確かに正反対っぽい。(笑)






珂逢こころちゃん(キティ)


なんとなく、ちゃん付け。(笑)

どうでもいいのだが、最初の場面で爽加エリックが2回目にキティの名前を呼ぶときに、

「ペティ」に聞こえたので、心の中で「どっちやねん!!」とツッこんでしまった。

使用人。そして、フィオラの親友って役どころだけど、

フィオラの相談に乗ったり、エリックさんに仕えたりする様子は、
まっすぐでかわいらしい雰囲気が出ていて、良かった。

ドレスを着てはしゃいでいる姿は、とってもかわいい♪

やっぱり、こころちゃんも踊りがいい。





香月蓮くん(ハンス)


本人の持つ、優しげだけど、どこか妖しい雰囲気が好き。

これをどんどん持ち味として、生かしてほしいです。

ジャンヌと同じく組織の陰謀を実行している人だけど、

もうちょっと悪い感じに染まっても、良かったかなーと思う。

裏表の差とか、威圧的な感じとかね。

エリックとの間に入ってきたジャンヌに
「あなたを撃ちたくはない」(ちょいうろ覚え)と戸惑う様子は、ジャンヌを想うハンス君の内面がちらつき、
おや、コイツはジャンヌのことが好きなんかいな?と想像させてくれた。 実際は違うのかな?





いろいろ書いちゃったけど、プロローグやフィナーレの踊りは、楽しめました♪


あと、内容以外で残念なことがあるとすれば、
大好きな折原さんの客席下りが下手側の通路にしかなかったことかな・・・(涙)

あ、でも、その代わりにこころちゃんが近くで止まって歌ってくれていたけど!!(嬉)

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