セイなるカンゲキロク

 


私「いやぁ、今回の武生はなかなか良かったね！！

本当に、良かった！！昨年の悪夢が再現されなくて！！！」



弟「うん。良かったやん。１回目の公演も観れば良かったわ。

ただ、今回は子どもには教育上良くない内容だったね」



私「え？どこが？」


弟「だって、
　龍馬斬られて刺されて、すっごく嬉しそうやったやん。

子どもたちは、『あ・・・斬られるのって、気持ちのいいことなんだ・・・』って、
勘違いするぞ」


私「確かに。　斬られてんのに　この上なく嬉しそうだったね」


弟「桜花さん、今回の公演では濃さがちょうどいい感じで抑えられていて、
すんげーかっこいいって思っていたら、
あれだよ。

『斬られるの、待ってましたぁぁぁっっ！！！！ブシュゥゥゥっっ！！
ああああ！！幸せーーーーーっ！！！』
みたいな。
あの人、斬られて死ぬの、本当に好きなんだな」


私「うん。大好きっぽいね」


弟「でも、いつも通りの桜花さんで、ある意味安心したけど」


私「うん」





公演感想を弟と語りながら、帰った昨日でした。

 



おはこんばんちは。


お久しぶりｄ（殴）

更新していない内に、ＯＳＫが中国行っていたり、折原さんたちがＣＤ出していたり、
名古屋に行く機会が増えちゃったり、私のノートパソコンが買い換えられたりと、
いろんなことがありましたね。
さらっと私的なことも入れちゃってますが。


最近、南座行けなかったことが発端となって、
ＯＳＫの公演から足が遠のいていました。


正直、昨年の武生の悪夢も脳裏をよぎり、今年の武生は無理かなぁと
思っていたのですが、何とかアッシー弟と共に乗り込むことができました。

何というか、行けたことに感謝ですね。

ダンディの公演期間中でしたが、そちらに行くつもりは毛頭ありませんでした。
なんせ、日程的にも昨日行けるかどうかもわからなかったもので・・・。
今日も仕事ありましたし。
ダンディな皆さん。ガン無視しちゃって、本当にすみません。

ちなみに、ダンディに会いに行かれた方が多かったからか、昨日の３回目の公演は
土曜の入りとは思えないくらい、観客が少なめでした。




今回の公演は、行く前から
「折原さん出ないのかよぉ！！めいちゃんや真麻さんもいないし、
全体的に薄い感じがする。行く気がしない・・・」とか思っていましたが、
あんまり関係なかったですね。

むしろ、少数精鋭な感じで、落ち着いた男役の渋い魅力とチェリーら娘役の可愛さ、
若手の瑞々しい新鮮さを、集中して堪能できたんで、私はとても良かった。




さて、感想をいくつか。





～第１部　龍馬の夢～


３０分で、武生の魅力もアピールしながら、龍馬の芝居をするなんて・・・
よく作ったものだなぁと思う。
ていうか、劇の半分くらいは龍馬による武生アピールタイムだったよね。

うん。

不必要なくらい、武生の宣伝をしすぎだよね。


そりゃあ、遠方から来る客もいるし、やんしき節はお約束なのはわかっているのだが。
龍馬の芝居の中に、福井をねじ込む必要性をあんまり感じない。

外の食べ物や特設ブース、菊人形ブースで福井の魅力や龍馬と福井の繋がりを
紹介しているんだから、それで十分じゃないかな。



でも、桜花さんの龍馬はかっこ良かったし、周りの皆さんも熱演されていたし、
薩長同盟の場面も簡潔すぎる内容だけど、戦いでの魅せ方はうまかったと思う。
曲、振り、展開など、全体的には今回の１部は好印象。


個人的に、前回桜花さんが主演した武生公演と一緒のプロローグ曲だったのは、
嬉しかった。
大好きなんですよ。　あの曲。
今回も、見事に「秋の踊りは～♪」が「京の都は～♪」って、
うまい具合に替え唄されていたけどね(笑)

もう、いいやん。　替え唄専用曲ということで。　え、ダメ？聞き飽きた？
私は日本の祭りの温かさと躍動感や、四季折々の美しい情景が感じられるし、
聞く度に初めて行った武生公演を思い出して、気持ちが高まるんだけどね。


桜花龍馬が死ぬ場面やけど、「免許皆伝」とか自慢しておきながら、
あっけなく斬られちゃうのは、かっこ悪かったなぁ(笑)
免許皆伝とか、アピールせんでいいから！！　
こういうアピールって、お約束なんだろうか・・・
以前、宝塚の公演『猛き黄金の国』でも、吉田東用先生が斬られる場面が
こんな感じだったけどね。

きっと、用意された効果音に合わせるタイプの殺陣だから、斬りあうというよりも、
音楽に合わせての、一連の流れが決まった殺陣という感じで、迫力に欠けたのが、
かっこ悪く感じた原因かもしれない。
それに、今回唯一の殺陣だったしね。
これより前の場面で龍馬のかっこいい殺陣（銃つき）があれば・・・。

あと、この時の斬られた直後の「こんなところで・・・死ぬなんて・・・」的なセリフは
好きじゃない。
潔くない感じで、三流っぽくて。
「まだ、日本の夜明けを見ていない・・・」という感じのセリフを聞いたら、
ああ、なるほど、それを言いたかったわけねって思ったけどね(笑)

ことりお龍の幻を見て、事切れた直後に緋波さんが白い着物着て出てきたけど、
あの袖のふぁさふぁさ羽毛には、ちょっと笑ってしまった。
ていうか、その流れに笑えてしまったんだろうね。
パンフレットには「波」って書いてあるけど、鳥に見えたなぁ。
緋波さんの扇が、私には天に羽ばたく美しい鳥に見えたのだけれども。

その後、上から白地に龍の模様が描かれた着物が下りてきて、
桜花さんが着崩して羽織る感じだったけど、
この神々しさったら、凄まじかったね。

拝んでひれ伏したくなるくらいの、かっこ良さ。
この着物も崩した感じの着方も大好き。

これを見ると、やっぱり桜花さんの着物姿は素晴らしく良いなぁと
改めて思ってしまう。


これで終わったと思ったら、お龍が出てきて
「また越前に行きたかった」的な武生アピール発言をして、龍馬の死を悲しんで
「龍馬さーーーん！！！」と叫んだら、
幕が開いて後光に包み込まれた龍馬が笑顔でたたずんでいて、
すぐに幕が閉まるという展開。


うーーーーーーーん。

最後は夜明けの中の龍馬って感じで、
雰囲気が非常に龍馬らしくて良かったんだけど、
幕開いて、笑顔見せたらすぐ閉まるという展開は微妙。
せめて、一フレーズでもいいから歌わせたらいいのに・・・・・。

あと、着物羽織っての場面が神々しすぎて、フィナーレっぽい雰囲気を
醸し出し過ぎるから、お龍が出たところから蛇足っぽくなってしまって、厄介。

・・・２回以上見る多くのファンにとっては、
蛇足だと感じるのは１回目だけだろうけどね(笑)



あと、後半の場面に出てきた「誕生日」っていうのには、違和感を感じた。
けいと勝海舟「その日は、お前の誕生日だったっっ！！」
って、何か凄くいろいろと台無しやわ！！
めっちゃ力強くてかっこ良いはずなのに！！
当時、誕生日という言葉が一般的に使われていたのかな。




１部終わりのトーク場面では、虹架さんが抜群の切り返しの良さと、
元気の良さを発揮して、とても良かった。
司会進行役のようになっていて、段取りをしっかりと考えているところも、素晴らしい。
トーク能力が高いね。　





～第２部　Ｌｏｖｅ　Ｆｏｒｃｅ～

全体的には楽しめる内容だったけど、場面の並びや曲が少々気になった。
今回、２部のテーマソングっぽいのはないんだね。


第１場の曲は聞いたことあるなぁと思っていたら、エビータの名曲。
というか、この動画が大好きで何回も観ていたから、そりゃあ聞いたことあるはずだ。

『ＯＳＫダンス vol.5　ビート・シンフォニー』（’９８）
（↓注意：ニコニコ動画です。　あと、コメント非表示推奨。　５：３８くらいから）



（これ、本当にかっこいいですよねー。 
動画の最初の曲が、数年前の武生公演でのセクシードールズの曲で、
懐かしい・・・）

１場は燕尾服でかっこ良かった。
歌が聞き取りにくかったのは、何でだろう・・・
音響が悪かったのかな？


２場はチェリーガールズだったけど、良くも悪くもチェリーガールズらしい場面。
脱衣がなかったのは、納得いかんね。


３場は場面としては全然悪くなかったんだけど、場面の構成というか、
場面の順番が微妙。

ヒール・ザ・ワールドの桜花さんの独唱を長くして、
２場と３場を逆にする・・・とか。

そもそも、７場のクマーナって、フィナーレよりもプロローグとか中盤に向いている
曲だと思う。
だから、場面構成としては、最初にクマーナの７場をして、
最後に１場を持っていくとかが私の好みかも。
場面に出るメンバーとか考えずに、好き勝手なこと書くなって話だけどね(笑)

ていうか、クマーナの曲を別のサンバフィナーレ系の曲にすれば、収まるような
気がしてきた！！



４場の男役４人は渋い中に爽やかさがあって、とても素敵。
この場面を見ていると、蒼音さんをおじ様的なポジションに持っていくのが
勿体なく思えてしまう。
蒼音さん、スラっとしていて生えるし、かっこいいよ。

あと、弟が何度も言っていたのが、「けいとが一番踊れていて、かっこいい」。
確かに、けいとさんかっこいい。
この場面の雰囲気を一番よくわかって、音楽を大事にして踊っているのは、
けいとさんだと思う。

れん君は、キビキビした動きでいいねー。
全体的に動きが丁寧になったような気がする。

虹架さんは、激しい動きや表現を大分抑えて、クールな雰囲気が出ていた。
でも、時々抑えきれないのか、元気溌剌な表情を見せてくれる(笑)
そこが、虹架クオリティっすよね！！　流石！！


５場のラインダンスは、曲が大好き。
下級生も頑張ってついてきていて、みんな生き生きとしていて観ていて楽しかった。




まぁ、後は以下略で・・・(笑)


最後は普通のパレードがいいんだけどな。
人数も少ない小規模公演やから、丁寧に名前紹介しても苦ではないけど。




という感じですかね。

劇団員さんたちなど、細かい感想は、ええっと、その、、、書けたら・・・(笑)



帰宅して母親に話したら、「行けば良かった・・・」と言われた。
行こうって誘ったんだけどねぇ。
母親も、昨年の例があったので慎重になっていたんだろうか・・・


もう１日くらいは、武生に行けるかなぁーーーー！！

行きたいなーーーーーー！！

[4回]