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セイなるカンゲキロク

~舞台・芝居などの観劇記録です。OSKや劇団四季が中心かな?~ 
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前回、前々回は、スマホ等で読むと字が重なってしまう不具合があるようです。
読みにくくて、申し訳ありません。
今回は、行間を広くしてみました。
こちらも読みにくかったら、教えて下さい。
今回の方が読みやすい場合は、part1、part2も修正する予定です。





前回の記事の続き、

春のおどり2部のパート3です!


これで2部感想はラストとなります。



(補足するかもしれないけどネ)






レビュー春のおどり
(トップスター高世麻央 お披露目)

<第二部>
Stormy Weather
 



作・演出:荻田浩一

 



 











第6景 トルネード “フィナーレ”A

 

爽やかな風が吹き抜けるような、明るい軽快なメロディと共に、

歌と踊りが繰り広げられる。

歌と踊りのバトンタッチが行われ、

ダイナミックなロケットダンスへと繋がるのであった。

 

 

この場面は、序盤「歌う女」の牧名さんの歌と共に

上級生娘役と真麻筆頭若手男役が踊っている。

そして、短く歌った牧名さんから

「踊る女」の 折原さん恋羽さん白藤さん と、

歌のリレーが繰り広げられる。

牧名さんは、踊って歌ってで少々疲れ気味なので(それでも綺麗な歌声だが)

踊る女たちの方に歌唱的余裕が見られるか。

個人的には3人の歌唱それぞれに雰囲気が違っていて、楽しい。

 

折原さん:朝露のように、涼しげに凛とした雰囲気。

恋羽さん:花のように、可憐に。

白藤さん:母のように、包み込む優しさで。

 

そして、白藤さんの歌い方が、私にとっては一番ツボヒットだった。

歌詞の振り分け的にも、リズミカルで感情移入しやすかったのが

白藤さんパートだったというのもあるとは思うが。

 

あと、締めに歌唱4人娘が「ハッハッハァ~~~」とコーラスして

ロケットに繋げるところのハモリ方、メロディがとても気持ち良い。

 

 

若手男役さんたちは、みんなフレッシュで生き生きしていて良い。

個人的には、こういう場面での

華月さんの静かな華やかさ、爽やかさが好きだわ。

 

 

しかし、何よりもこの場面のポイント、イチ押しといえば、

愛瀬さんのロケットボーイでしょう。

愛瀬さん、今回の公演ではここまでほとんど目立った場面がなかったのだが、

ここで一気に光り輝いていたな。

ロケットボーイが似合いすぎる。

ぱぁっと光る笑顔が、明るすぎて眩しかった。

元気な雰囲気よりも、上品な雰囲気というものを感じて、貴公子のようで、

それが見事にロケットガールズたちと音楽、衣装、振付と見事に調和していた。

 

会心の出来である。

 

ロケットガールズの中では、やはりりらちゃんの存在感は抜群やなと

改めて思い知らされたが

途中ソロで踊っている子たちも、可愛かった。

 

 

 


 

第7景 ストーム “フィナーレ”B

 

男役の群舞。

そして、全員でのダンスに繋がっていく、華やかなフィナーレナンバー。

 

 

ここの男役のナンバー、かっこ良かったなぁ。

クールな高世さんの魅力が冴え渡って、痺れた。

 

途中花道まで来て、クールにアピールするところの流れなんか、

素敵すぎた。

 

そして見どころは、何と言ってもこの花道向かってからの、

虹架さんのキレっキレダンスと雄叫びの凄まじさよ。

「っアーーーッ!!」 「ハアァァァっ!!!!」とか、単発もあるけど

連続技で攻めてくる時もあるのよ。

今文章を打ちながら思い出しただけで、「ブフォ」って笑ってしまったわ。

何 と い う 破 壊 力 。

最初「掛け声」って文字を打っていたけど、

メモ帳見たら「雄叫び」って書いてあって、自分で納得した。

 

 

その後のダンスナンバーは、とても穏やかで華やかな雰囲気。

 

途中、朝香さんが下手から出てきて、高世さんと目を合わせて少しだけ

一緒にステップを踏むところがあった。 ここでの、

再会したことに驚き喜ぶような高世さんの表情と、

幸せそうに高世さんを見つめる朝香さんの表情が、

このショー全体の繋がりやストーリーを感じさせてくれた。

やっぱり、貴方たちはずっと繋がっていたのねって妙に納得してしまう。

とても不思議な、かつ愛らしさを抱かせる空気感だった。

 

あと、ここの朝香さんのスカートの翻し方が、美しかった。流石。

 

この直後に、「もぅ!浮気しないでっ!私のそばにいてよっ!!」

と、ちょっとむくれて高世さんの腕を引っ張ることりちゃんも、

すっごく可愛くて良い。

 

 

娘役さんたちが舞台前方で踊り、若手男役さんたちが階段で陣形組んで

踊っている場面で、翼和希君(だと思うけど、間違っていたらすみません!)が

ソロで歌うところが、非常に気持ち良かった。

声質が柔らかくて、でもキリっと引き締まっていて、

響きが凄く良い。

「そう、必ず飛べるー」と力強く歌いあげるところなんか、

とても感情が込められていたし、聴いていたら

「イェッス、アイ・キャン・フラァァァァーーーい!!」

って、本当に飛べそうな、何でもできそうな感覚になるわ。(馬鹿)

 

 

 

 

第8景 パレード “フィナーレ”

 

最後のパレードも、変則的で荻田先生らしさが出ていた。

 

折原さんが舞台下手側で歌う中、階段を朝香さんが降りてきて、

その後下級生から下りてくる。

(この曲、ちょっと折原さん難しそうやったな。)

その後、階段途中に立つ牧名さんに歌をバトンタッチして、

引き続き中堅上級生桐生さん、という感じで下りて来ていた。

 

桐生さんが下りてきたところで、娘役さんたちが桐生さんの後に来て

華やかに踊る。 (ここの流れ、『パッサージュ』っぽい)

そして、全員で横一列になって、両手を下に交互に繋ぐようにし、

みんなで両手を挙げて、前で軽く踊って階段両脇に戻ると、

白く大きな羽を背負った高世さんが

いつの間にか階段上に登場している・・・

 

という流れ。

階段前の劇団員みんなを目で追っていたから、

高世さんが階段上に瞬間的に登場したように見えたのだ。

突如降り立った白鳥のようで神々しかったし、

大きな美しい羽を背負った姿は、美しかった。

見事なパレード、フィナーレだ。

 

 

高世さんにスポットが当たる直前、桐生さんが後ろ振り返った時に

横の牧名さんと折原さんにチラッチラッと視線送っているのが

可愛かった。

桐生さんの優しさが、背中と視線で伝わってきて、ほっこり。

 

 

 

 

 

 

以上、場面ごとの感想でした。

 

全体通して、劇団員さんみんな好印象だけど、

1部2部通して、若手中堅辺りで特に良く印象に残っているのは、

 

香月蓮君(1、2部両方場を引き締める感じで、良かったんだよな)、

愛瀬光君(ロケットボーイ最強)、

華月奏君(爽やかで良い)、翼和希君(歌が良い)、

登堂結斗君(確か、この方背がスラっと高かった男役さん。表情が良かった)

 

こんなところかな。

書いてみたら、男役ばっかりだけど。

娘役は上級生から若手まで、安定感あるからね。

決して折原さんばかり見ていて、他の娘役が疎かになったのではない!はず!

あと、くるみちゃんの活躍の機会がもう少しあれば

う~~ん、他の人との配役や兼ね合い考えると、難しかったかな

 

 

所々、曖昧で名前とか流れとかに間違いがあるかもしれないので、

是非その辺りはご指摘下さい。

 

 

改めての総評としては・・・

 

基本的にどの公演でも、みんな生き生きとしているけれど、

新トップスターと荻田先生という新鮮要素も加わって

より一層生き生きしている印象だった。

 

そして、「あの劇団員さん、魅力的!好き!」

と思える瞬間が今回の公演では多かった。

 

劇団員の底力や魅力を引き出して、観客が

いろんな劇団員のことを大好きになれる作品を作る。

そんな演出家のことを、心から尊敬する。

 

 

場面ごとに、もっと感想あったかもしれないんだけど、

とりあえず満足しすぎて、

楽しめたんだから

細かいことはどーでもいいんだよ

という心境になっちゃっているわ。

身も蓋もない・・・

 

あと、「踊りのOSK」だけど、

歌も魅力的だから、今後の公演でももっと聴かせて!!

歌える子にもっと歌わせてあげて!!!

 

 

それにしても、荻田先生の作詞力に、改めて脱帽ですわ。

「光る星が溶けた雨」とか、

こんな綺麗な詩がどこから湧いてくるんだろうね。

場面によって抒情的だったり、感傷的だったり、内容がロマンチックで

言葉の響きが心地良くて、素敵。

 

だからこそ、劇団員の皆さんには、

もう少し歌詞を伝えるように歌って欲しかったなぁと思ってしまう。

聴きとり辛い歌詞があったのが、残念。

場所によっては、歌唱の問題でなく

「音楽のテンポが速すぎんねん!」という部分もあるけどね。

 

 

そうそう、パンフレットのことですが、

2部は各景に大まかで簡単な解説みたいなものがあれば、

より良かったかもしれない。

あと、結構な割合で今までの「春のおどり」パンフレットに

メインテーマソングの歌詞が載っていたはずなのに、

どうして今回それがないんだーーーーー!!

去年は載っていたぞーーーー!!

 

というか、メインテーマだけでなく、今回の2部の曲の歌詞、

全部ください。

オギーの今までの作品は、歌詞カード読みながらの鑑賞だと、

よりその世界観を楽しめるんだよね。

私、『TUXIDO JAZZ』『ソロモンの指環』以外は、

CD持っているから歌詞カード持っているんよ。

 

とりあえず、今回ブルーレイ予約したから、

そっちに歌詞全部載せてくれたら、許してやろう。(上から目線)

ていうか、ブ ル ー レ イ 高 す ぎ

1本の映像作品としては、今までで過去最高額の出費だわ。

これで、ろくでもない出来だったら、許さんよ?

 

 

 

そして、不思議だったんだけれども、

毎回『春のおどり』って、少々苦手な公演であっても

終わる度に名残惜しくなってしまって、

「もう終わりかしょうがないけど、寂しい

と思うことが度々あったのだが、

これだけ充実した公演だったのにも関わらず、

その感情が今回ほとんどなかった。

 

何でだろうと改めて考えたのだが、

「桜花さんの不在」が大きな原因ではないだろうかと思い至った。

高世さんも、私は凄く好きだ。

けれど、元気に挨拶をしたり、熱い眼差しを客席に向けたり、

公演のフィナーレで嬉しそうに桜パラソルを回したり、優しく手を振ったりと、

とにかく桜花さんの一挙手一投足に幸せと愛情を感じていて、

毎回公演終わりで、別れるのが惜しくなってしまっていたんだね。

 

想像以上に、桜花さんロスによるダメージは大きいようだ。


逆に考えると、嬉しい気持ちのままで公演期間を終わることができるのだから、

日常生活がよりポジティブな方向になるのか。


問題ないな。 

 

 


 

 

 

あと、もう1つ。

 

観劇直後の母の一言目・・・

 

 

 

 

 

 

「チェリーガールズ、解散したん?」

 

 

うちの母は、 チ ェ リ ー ガ ー ル ズ   ロ ス か よ ・・・







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