今回は、初めて当日券を購入。
席は前から2列目の下手側。
当日券でも前から2列目で観られるから、幸せだ。
ちなみに、今回も客席降りはあったけど、
前方の席でもそこまで損をした感じはなかった。
ところで、今回の公演を観る予定がほとんどなかったもので、
『VIVA!OSK』という公演名を知ったのが、
公演終了後だったという体たらく。(汗)
そして、観劇後に改めてポスターの写真を見て思ったこと。
「桐生さん、こんな髪型じゃなかったよね?」
いろいろとピントずれまくり。
いつも通り、場面ごとに出来にムラがあったけれど、
心を熱くさせられるダンスを観ることができた。
ちなみに、今回の公演観劇を決めた決定打は、やっぱりポスターのこころちゃん。
こころちゃんの挑発的な眼差しに誘惑されて、
世界館に行って良かったわ!
プログラムを見て、まず思ったこと。
「3景だけなんスか!?(゜д゜;)」
今回のラテンショーは3景とパレードだけという構成。
だけど、実際観てみると、
結局オープニングとフィナーレにいろいろと踊りや歌があって、
盛り沢山な感じ。
ていうか、正直芝居の後のフィナーレが長すぎた感がある。
もうちょっと、2景の芝居の中でバランス良くショー部分を入れるとか、
オープニングに1場面くらいショーを入れて、フィナーレを短めにするとか
なかったかなぁ。
一体、今回の公演の主題は何だったのか。
ストーリーを中心に持ってきたかったのか。
ラテンショーを観てもらいたかったのか。
ショーの内容が良かったり、芝居が軽快で楽しかったりと、
一つひとつを観ていくととても充実しているものが多かったのに、
それをごちゃまぜにしているもんだから、中途半端に思えてしまった。
●第1景 オープニング
全員で踊りまくる、楽しい場面。
北原さんの踊りとか、貴城さんと83期3人娘との歌と踊りだったりと、
いくつかの場面が繰り広げられたが、
何と言っても、このオープニング、いや、この公演の一番の名場面は、
桐生さんとこころちゃんとのデュエット。
2人での絡み合う激しく熱いダンス、
桐生さんの包み込むような歌声と鋭い眼差し、
そして、女王こころ様の超悩殺妖艶ダンス。
これ観ただけでも、
今回の公演万々歳。(T▽T)
近年観たラテン系のシーンで、最上位に来るくらいの出来だ。
このデュエット、本当にクオリティが高い。
これ観たさにDVDが出たら買ってしまいそうだ。
ををををを。この公演アツイぜーーー!!
と
萌燃えていたら、その後お芝居に突入。(だったと思う)
・・・せっかく熱くなっていたのに、ちょっとしぼんだわ。
●第2景 情熱のカリブ
この景は、芝居。
ある任務を受けていたマルガリータ(北原)とスリなんかしちゃってるトム(桐生)、
そしてトムの弟分ジーン(貴城)と踊り子シェリー(こころ)たちの恋物語・・・も交えた、
ドタバタ・ラブコメディ・スパイサクセスストーリー。(ヲイ)
ストーリーとしては軽快で楽しめた。
気になるところをピックアップしていくと・・・。
まず、最初にマルガリータがミスターX(エックス)から任務を引き受けるところ。
ミスターXは声だけなんだけど、この人キャラがおかしい。
すんごい真面目に、任務の内容をマルガリータに伝えるんだけど、
その最後の方で、衝撃の発言が。
「合言葉は、ホワイトレディ ・ ・ ・ ・
ダヨっ↑。」
誰だ。
この一瞬おちゃめな言い方をしたXさんとやらは。
イントネーションも尻上がりになっていて、若干おかしくなかったか?
んで、芝居の最後には、そこまで大活躍をしたとは思えない
トムやジーン、シェリーのことをスパイにスカウトしちゃうんだから、
相当のツワモノだ。
ああ。
怖ツワモノといえば、桐生トム。
途中で、貴城ジーンのシェリープロポーズ作戦のシュミレーションで、
シェリーになりきるんだけど・・・・・。
元々女性なのに、
本当に男性が女の人の真似をしたような化けっぷりでした。
さすが、男前な桐生さん・・・・・。
ここは、笑えたなぁ。
そのお笑いシーンの直後に、マフィアに追われたカルバドス(楊)が
銃で撃たれて死んじゃうっていう、
何の冗談かと思ってしまうシーン。
銃で撃たれちゃう悲惨なシーンなのに、
トムとジーンが先程のシーンと変わらずに能天気すぎて、客席も笑いの尾を引いてしまって、
全体的な雰囲気に笑いが混じってしまうという始末。
なんか・・・・・中途半端。
せめて、もうちょっとお笑いシーンの熱が冷めてからにしてほしかったかな。
まぁ、でもOSKお約束の唐突展開炸裂っぷりには、むしろ安心すr(以下略)
あとは、まぁ順当にサクサクっと進んでいったんじゃないかな。
ちなみに、今回のお芝居で一番かわいそうだったのは、
真麻さんのマフィア男。
銃を向けても、脅しても、何しても軽くあしらわれるマフィアって・・・(涙)
最終的には、いじけちゃってるし。
そういえば、恋羽マフィアが立ち回りしている途中で、
私の左前のところで「がこっ!!」と衝撃音がして焦った。
どうやら、銃のスライド部分が丸ごと下手のスピーカー前に投げ出されたようだ。
その後も、恋羽マフィアはその銃で立ち回っていたけど、
「その銃は使えませんよ。」と心の中で突っ込んでいた(笑)
この芝居で、こころちゃんの可愛さも良かったけど、
一番何が可愛いかったかって、
桐生トムとペアルックのブタでしょ。
これで、ブタちゃんの腹を押したら「ぷぴっ」って音がしていたら、更に最高だったかも。
投げられて「ぷぴっ」、叩かれて「ぷぴっ」、落とされて「ぷぴっ」。
それにしても、このブタちゃん。
右に左に投げられ、いろんな人に叩かれ、物を詰め込まれ・・・・・と、
ものすごくひどい扱い方をされている。(笑)
千秋楽には、薄汚れた姿になっていそうな・・・
がんばれ。
●第3景 フィナーレ
4人のミッションインポッシブルは、もちろんかっこよくキマっていた。
最後の桐生さんと北原さんのデュエット&貴城さんの歌が見事だったかな。
宝塚でもそうなんだけど、
トップコンビが踊る横(後ろ)で2番手男役が歌う構図って、とても素敵。
貴城さんって、歌の高音の響かせ方がいい。
あとは、男役がコンビになって、
桐生貴城・真麻楊の2組が妖しく踊るシーンもいろいろとドキドキさせられた。
特に、桐生さんと貴城さんの回転しながらの顔面大接近には、大興奮ッスよね。
下手前だったから、よく見えましたとも(笑)
あとは、劇団員さんたちの感想を。
●桐生さん
高石公演の時から思っていたけど、もう既に貫禄がつきまくり。
かっこよくて、面白くて、踊りがとてもダイナミックで。
何も言うことは御座いません。
トムの役作りも良かったと思う。熱いけど、どこかのんびりした雰囲気がいい。
そりゃあトムは、高確率でナンパに失敗するだろうな。(笑)
サングラスが似合う。
「ぷんぷんっ」は、反則だろ。(爆)
●北原さん
マルガリータみたいな、キレ味鋭い女性がとても似合う。
シェリーに言った一言、
「(スカートが)短い・・・」が妙にツボ。
踊りももちろん、素敵。
●貴城さん
こんなにカリブの男が似合う人もいないかも。南国な雰囲気がピッタリ。
小麦色の肌から覗く白い歯が素敵だ。
そして、何と言っても表情がいい。
ぎらぎらの表情から時々見える、情熱的な色気が魅力的。
ジーンの役は、ちょっとおとぼけでかわいらしかった。
ただ、声が高すぎて、
時々娘役さんが言っているのかと聞き間違えてしまったのが残念。
フィナーレの曲が、心に響いた。
曲自体がかなり歌いにくいものだと思うし、特に最初のメロディ部分がそうだったと思うが、
サビの部分では貴城さんの魅力的な高音がとてもよく響いていた。
●こころちゃん
女王様。
もう、その変幻自在っぷりが素敵すぎます。
時に可愛らしく、時に情熱的に妖しく・・・。
最高です。
めっちゃ、ラテンが似合う。
ああ、もっと書きたいことがあるはずなのに、何故か書くことがない・・・!
●真麻里都さん
今回、ものすごく観てしまった人。
今更だけど、
ダンス力が凄い。
表情作りや、指の先や、いろんな細部の動きに目が離せない。
正直、今回男役の中ではダンスで一番輝いていたと思う。
すごくイイよ。里都クン。
元気な動きの時もいいけど、妖しい表情が非常に魅力的。
マフィアも、素敵でしたよ。いろんな意味で(笑)
●楊琳さん
ヅラには笑った(笑)
いろんな美味しいことをやっていて、
本当に、注目されている人なんだなぁと、しみじみ。
ポスターの表情もとてもいいけど、鋭い表情が魅力かと。
フィナーレのところの男役4人ダンスは、面白かった。
桐生貴城組が「攻め・攻め」に対して、里都楊組は「攻め・受け」になっていたから(萌)
踊りは、里都クンと一緒のところが多かったから・・・・・。
すんません、里都クンの方に夢中であんまり観れませんでした・・・
●恋羽みうさん
明るい表情がとても魅力的な娘役さん。
宝塚の元花組娘役トップのふづき美世に少し似ているが、恋羽さんの方が好み。
(そういえば、ふづきさんって今年3月に結婚していたんだねぇ)
マフィア女も上手に演じていたと思うし、これからが楽しみ。
●瀬乃明日華さん
この人、かなり長身かな。だから、一つひとつの動きが生える。
明るく華やかなシーンでの可愛らしい表情が売り?と勝手に予想していたのだが、違う。
クールなダンスシーンでの表情、踊りのキレが抜群だ。
そして、この人の踊りの良さは、ジャンプの時によくわかった。
上空でのポーズがとても綺麗。
●和紗くるみさん
表情が可愛らしい。
踊りも優雅。
貴城ジーンを飛ばす力強さが魅力的だった。(笑)
・・・え、あれって恋羽さんだっけ?間違ってる?
世界館は2ヶ月ぶりになるのかな?
今回もなかなか楽しめて、良かった♪
きっと、昨日より今日、今日より明日と、
もっともっと充実した内容になっていくことだろう。
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