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セイなるカンゲキロク

~舞台・芝居などの観劇記録です。OSKや劇団四季が中心かな?~ 
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忘れてた。



『明智小五郎の事件簿 黒蜥蜴』と一緒に上演されていた『TUXIDO JAZZ』の
観劇記録のことを、すっかり忘れてた。
宝塚での公演は19日(月)までだったんですケドねぇ・・・
観劇したのは、いつの頃でしたかねぇ・・・
星組公演始まっちゃったよ、オイ。

ていうか、明日星組公演観に行きます(爆)


散々芝居の方を書きすぎて、燃え尽きちゃってたらしい。


というか、
大体、あんな芝居の感想をぐだぐだと何時間も書く私の神経がおかしすぎる。
書いている間は、何かに取り憑かれたように必死だったし。

書き終わった後は爽快だったんだけど、その内容を読み直すと
こんな芝居の感想に数時間費やした自分に腹が立って、
その原因であるキムシンにも腹が立ってしょうがなかった。キムシンめぇぇぇ・・・(怨)




・・・まぁ、芝居のことはどこか記憶の彼方にほっぽり投げておいて、

一応、今回は私の大好きなオギー(荻田浩一)のショーなので、
書いておこうとは思う。けど。


もう、あんまり記憶に残っていないシーンもあるんですよね。




しょうがないから、ごまかしながら書こう。 (いいのか、それで)











そういえば、『黒トカゲ』の張りぼて自動車ネタは、石田昌也先生から伝授したのか?

・・・キムシンよ。
もしそうだとしたら、それは学ぶ相手を完璧に間違っていると思う。

あの人は、ある意味ぶっとび作家だ。
ジェットコースター的に冗談場面を芝居やショーの中で作るのが大好きで、
コメディ的な部分があれば、すかさずいろんな小道具大道具裏技暴走をぶちかましてくる。
その一つとして、張りぼて自動車がよく利用されているわけであって、
決して、シリアスなシーンでの見本にしてはいけない代物だと思う。


ショーの感想の初っ端から
記憶の彼方に置いたはずの『黒トカゲ』の芝居を、再び自らぶり返しているわけだが。
これをトラウマというのか。


これにはワケがあって、
なんせ今回の芝居とショーには、決定的に舞台や道具などの使い方の優劣が
見事に表れている。

要するに、今回の公演を観ればオギーがどれだけ舞台の使い方が上手であるのか、
キムシンがほんっとにもぅどうしようもなく舞台の使い方がド下手であるのかが
よくわかるのだ。
だから、出来の良いオギーの舞台のことを考えると、
キムシンの舞台のこともやたらと意識してしまい、
思い出しては深いため息をついてしまう・・・という流れになる。

今回、オギーのショーを生で観て、改めて
舞台手前から奥、せり上がりや盆などの舞台装置、大道具小道具、花道銀橋など、
舞台の隅々までを効果的に利用していることが、よくわかった。
これ、舞台に関わる仕事に就きたい人は、勉強のために観に来たらいいかも(笑)
キムシンの舞台との比較も勉強になるヨ★


特に、街のレンガ壁の動かし方・配置の仕方や、
第6場『アステア』などでの薄いカーテンの使い方には、感動した。


街のレンガ壁は、
最初幕のように舞台真ん中の上手から下手全体に配置されていたんだけど、
そのレンガ壁の窓の一つから春野さんが出てきたと思ったら、
そのレンガ壁が奥の上手と下手の袖に分かれ、一気に舞台が広がり
奥から生徒さんたちが出てきて楽しげに踊る。
この舞台の広がりが、明るい世界がぱぁっと広がる雰囲気になっていて、とてもいい。

更に、その後も奥でかっこ良くポーズを取っている真飛さんたち男役衆の前で、
袖にあったレンガ壁の奥の方が前方に出てきて、扉が閉まるような形で男役衆の
場面がフェードアウトしたり、
そのまま奥の方に移動して次の場面でのスラム街のような背景になったりする。
大きなレンガ壁が空間を動く度に、街の違った景色が次々と展開されていき、
次はどんな景色が広がって、そこでは誰に会えるのかと考えると、
非常に心がときめいた。
そう、コレなのよ。コレ。この立体感と場面や雰囲気の変化が欲しいんだよね。
コレがあるから、次の展開への期待が高まるわけよ!!


そして、カーテン。
特筆したいのが、第6場『アステア』での盆とカーテンのコンビネーション技。
春野さんたちが立っている後ろに、向こう側が透ける薄い生地のカーテンが出てきて、
そのカーテンの向こう側にブルードレスの女たちが後ろ向きで座って並んでいる。
カーテン前の春野さんたちが悠々と踊っていると、盆が回り出す。
ブルードレスの女たちが盆に回されてだんだん舞台前方に近づいてきて、
舞台中間に展開されているカーテンに当たりそうに・・・・!!
と見ていると、なんとカーテンには密かに切れ目が入っていて、その切れ目の中を、
人形のように動かないブルードレスの女たちがカーテンの薄い布を静かに
ひらめかせながら通り、舞台中央に優雅に登場してくるという流れになっているのだ。
ぶ・・・ブラボーーーーーーー!!!! ヽ(T▽T)ノ
見た瞬間、感動して鳥肌が立った。
正直、この使い方は素晴らしすぎる。
前回の『タランテラ!』では、美しい柄の垂れ幕が奈落から舞台上方に向かって
スルスルと上げられていくという見事な芸当にも、非常に感動させられたけど、
今回のカーテンの使い方も素敵すぎます。

他のシーンでも、効果的にカーテンが使われていたところがあったと思うんだけど・・・、
さっぱり忘れた。 すみません(涙)

にしても、カーテンを通して見える向こう側の景色っていうのは、
ぼやけているから、とても幻想的で美しく見える。
この幻想的な雰囲気とブルードレスの女の組み合わせは、最高。
そして、盆とカーテンの組み合わせも最高だ。



とは言っても、全体的に見てみると
今回のショーはオギーにしてはかなり淡白な仕上がり。
妖しげ~~~な、暗くて濃い~世界というのは、ほとんど展開されなかった。
わずか4ヶ月前に『タランテラ!』っていう超濃厚なショーを作っちゃってたから、
しょうがないか。
オギーの濃さはあんまりないけど、淡くて美しいショーっていうのも悪くないし、
ゆったりした気持ちで観れたから、これはこれで充分楽しめたしね。
でも、相変わらず同時多発的(あっちこっちで踊って歌って出てきて引っ込んで)
場面展開が多かったから、1回観劇での消化は無理。(笑)


あと、ジャズ自体はめちゃくちゃ好きなんだけど、
正直ジャズをメインにした宝塚のショーって、あんまり当たらないかなーと感じていた。
好みもあるのかもしれないけど・・・・。
ジャズって、軽い感じで耳を通して、深く心で味わうっていう性質があると思うし
(視覚の情報が邪魔だったりする)、
メロディも複雑なものがあって、中には歌にしてしまうと
心に染み入りにくかったりするものもあるし。
だから、ジャズと宝塚って相性があんまり良くないのかなーとも思っていた。
(もちろん、曲によっては相性バッチリのものもあるけど)

けれども、今回のショーでは、ジャズと宝塚の融合をそこまで違和感なく
やっていたんじゃないかと思う。
というか、宝塚がジャズの世界を飲み込んじゃったような雰囲気がする。

オギー曰く「あくまでタカラヅカ的な仮想世界のジャズ、ニューヨーク」。
なるほど。見事に的を得た表現だ。



あと、今回は鈴懸さんの活躍がものすごい。
ここぞという踊りの場面では、必ず真ん中に立っている。
真ん中っすよ、真ん中。
娘役メインの場面で桜乃さんが真ん中に立っていない時は、
ほとんどの確率で鈴懸さんが陣取っていたような気がする。
というか、桜乃さんと鈴懸さんの2人トップ体制?(笑)
春野さんとのデュエットも多かったし。
(春野さんは鈴懸さんと踊るのが大好きなのかな?)
何気に娘役トップの桜乃さんより出番多いような・・・。 
今回で、裏娘役トップの座を名実共にしたっていう感じが強い。(笑)

というのも、やっぱり遠野さんと華城さんの抜けた穴が大きいような気がした。
その穴を若手娘役でうまく埋めれないことが、鈴懸さん多用につながったのかな。
花組の娘役事情はどうなることやら。

・・・て、
よく考えたら、通し役アメリカンガールの桜一花さんがいるやん!
(パンフレット写真でも一人だけ超アメリカンなので、ものすごく浮い目立っています)
どっちにしても、
鈴懸さんの多用はオギーの趣味という理由が、非常に大きく占めているだろうな。


まぁ、とにかく鈴懸さんの踊りが大好きな私からすると、
鈴懸さんメインが多くてめっちゃ幸せだったことこの上ないんだけどね。
オギーの趣味と私の趣味は合う。
本当に毎回、かっこいい踊りを魅せてくれるよ・・・鈴姐さん。
特に大好きで印象に残っているのは、プロローグでの踊りと、
第4場『アンタッチャブル』でのアンタッチャブル女Aかな。
その色気と鋭いキレのダンスで、これからも花組を引っぱってくれ~!!




あとは、箇条書きで感想を少々。


・春野さんと矢代さんの歌バトルは凄まじいものがある(笑)
 
・前半、全然壮さんの姿を見れなかったので、焦った。
 後半は大活躍していたけどね。
 (前半も出ていたけど、目立つ役じゃなかったから、全然見つけられなかった;)

・愛音さんは、女役がとても板についているね。毎回美人ですわ。

・未涼さん。ちょっと期待しているんで、頑張ってほしい。

・未だに、真飛さんの星組での印象が濃く残っているので、しっくり来なかったりする。
 なんだか、ほんわ~~っとした柔らかい雰囲気の男役さんになったなー。
 トップが射程圏内に入ってきて、気持ちも変わってきたのかな。
 ていうか、何気に絵麻緒さんタイプになっている!?
 まさか、こんなところに絵麻緒さんの後継者がいたとは・・・(爆)

・桜乃さんは、結構いいところを鈴懸さんや桜さんに取られちゃった感もあるけど、
 ここぞという魅せどころでは、しっかりと出させてもらっている。
 上手いよね。オギーは。

・タップをしながらのロケットは非常に新鮮で、見ていて楽しくなる!!
 



観劇から既に1ヶ月経っているし、消化不足という部分も場面によってはあるので、
今回はこんな感じでしょう。




明日(というか、今日27日)は、いよいよ星組公演!!
安蘭さんと遠野さんのトップお披露目公演!!!

更に今回は、私の宝塚大劇場での観劇史上最もいい席なので、
否が応でも期待は膨らむ。

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