DVDが出ただけでも有難いだろ。感謝しろって言われると、そうなんですけどね。
でも、でも、でも、どうしても言わせてもらいたい。
そう、春のおどり(2部)は、
もっと素晴らしい内容だったんですよ。
そりゃあ舞台ですから、DVDなんて生に比べたら興奮度は下がるさ。
だけど、生で観た時よりも
内容自体が劣っているように見えるというのは、
如何なものか。
原因は、カメラアングル。
BS2で放送されていた昔の宝塚中継と一緒。
かゆいところに手が届かないとは、まさにこのことだ。
編集の仕方も、カメラ撮影範囲も、良くない。
これだったら、昔の松竹座の公演の方が編集や撮り方が上手い。
ひどい・・・ひどいや・・・(TдT)
映るのは、半分は無駄な超広範囲アングルか、
かっこいい周囲や下半身カットの超アップアングルって、
D V D 作 成 者 の 皆 さ ん は 鬼 デ ス カ ★
どんだけファンに対してドSやねん。 O| ̄|_
「そこまでどアップにせんでも、今の映像技術はちょっと離れても
ちゃんと映るんだから、ちょいとカメラ引いてよー・・・
て、
離れすぎ。動きもよくわからんし、誰かも判別つかないって!!」
とツッコミながらの鑑賞となりました。
ナイスアングルももちろんあるのだけどね。
ただ、「そこはもっと撮るべきものがあるだろー!」とか
「せっかくの美味しい振り付けのところなのに・・・」とか、
生で観たからこそ感じてしまう。
例えば、1部ではラストの「華の浪花のOSK」での、劇団員紹介。
いちいち全体に引いてから個別に撮らなくてもいいでしょ。
引いてはアップ、引いてはアップ、引いてはあp・・・って、見ていて疲れます。
2部では、例えば「炎」での高世・朝香組と桐生・春咲組ダンスのところ。
桐生・春咲組に対してのカメラのシカトっぷりが凄まじい。
二人が見えたと思ったら、引きすぎだしね。
全国の桐生・春咲ファン涙目。
ドSっぷりが発揮されております★
もうちょっと、バランスの良い二組の撮り方があったのでは・・・
あと、チェリーガールズとスナイパーも、同時多発すぎて案の定追いつけていなくて、
全然的外れなところが撮られちゃっているし。
他にも気になるところはあるけど。
何にせよ、2部の
超広範囲アングルと、
下半身はアウトオブ眼中アングルが、
非常に泣けます。
あと、2部の「プロローグ」や「炎」の場面等で特に感じたのだけど、
みんなで歌うところが、後から録音したものを上から重ねたような感じがする。
少し、違和感を感じた。
舞台と客席の熱を感じられないような気がするのだが。
大阪松竹座のマイクや音響のせいか?
それとも、最初から録音されているものが舞台でも流されていたっけ?
結論:
DVD『ショー・マスト・ゴー・オン』と比べると、断然良い作りではあるが、
とても素晴らしい今回の作品のその魅力が、DVDに十分に保存されているのかと考えると、
疑問符が残る。
BS2の宝塚中継を観ていても思うのだが、
舞台芸術に理解があって、舞台人の魅力を感じられる人にカメラを回してほしいし、
そんな人に編集をしてほしい。
このDVDで初めてOSKを観る人。まずは、
生の舞台を観ましょう。
生は数百倍素晴らしいです。生をオススメします。
実際にこの春のおどりを観た皆さん。
カメラで写っていないところは、
脳内で補足しよう★
ちなみに、
チェリーガールズとスナイパーのところのスナイパーたちのみの群舞で
4人ずつ縦列に並んで、銃を前にかまえたままで上体を反らす振りがあるのだが、
その反らす角度が前の方が大きく、後ろの方が緩いという段状態になっていて、
真ん前から見ると全員の顔と銃が見えているというしくみを今回DVDで初めて知った。
なるほど!!
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